夕食後,アキラが「お手紙」を書いていた。鉛筆を使って画用紙いっぱいに,まるで象形文字のような字をのたくらせながら,あちこちで字を間違えてグチャグチャ消して書き直したりしながら,それでも真剣に根気よく一生懸命になって書いていた。それは風邪で熱を出して二階で寝ているタカシへのお手紙である。昨年の暮れ,幼児園のフクダ先生へのお手紙が書けずにオーイオイオイと泣いていたアキラが,それからほんの1月後にはこの変わりよう! 誰が教えたわけでもない。全て自助努力のタマモノである。いやいや,コドモの成長というものには改めて驚かされる(一般論ですが)。
以下に記念すべきアキラの初めてのお手紙を引用する。
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おにーちゃんえ だいじょうぶ?ねつなおった?いまなんど?あとどんぐらいでなおる? あきらより
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あ,たったこれだけです。ちなみに文章中の?印および空白は引用者が付加したもので,実際は全てベタ書きである。ま,これだけなんだけれども,そこに思わずプリミチブな「創造的進化」を感じてしまうバカ親としては,やはり何ともムズガユイように嬉しい。嬉しいもんだから思わずアキラに向かって話しかけたりする。ねぇアキラ,これから毎日毎日,誰かにお手紙を書くといいよ。そうするとね,字がどんどんどんどん上手になって,お手紙もどんどんどんどん上手になって,とっても楽しくなるよ。そうだ,明日はオトウサンにお手紙を書いてくれない? するとアキラは一瞬眉をしかめた(ような気がする)。
おっと,アキラの楽しみの芽を摘んじゃ,イカンイカン。
以下に記念すべきアキラの初めてのお手紙を引用する。
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おにーちゃんえ だいじょうぶ?ねつなおった?いまなんど?あとどんぐらいでなおる? あきらより
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あ,たったこれだけです。ちなみに文章中の?印および空白は引用者が付加したもので,実際は全てベタ書きである。ま,これだけなんだけれども,そこに思わずプリミチブな「創造的進化」を感じてしまうバカ親としては,やはり何ともムズガユイように嬉しい。嬉しいもんだから思わずアキラに向かって話しかけたりする。ねぇアキラ,これから毎日毎日,誰かにお手紙を書くといいよ。そうするとね,字がどんどんどんどん上手になって,お手紙もどんどんどんどん上手になって,とっても楽しくなるよ。そうだ,明日はオトウサンにお手紙を書いてくれない? するとアキラは一瞬眉をしかめた(ような気がする)。
おっと,アキラの楽しみの芽を摘んじゃ,イカンイカン。