パズルとしての漢字問題

2000年10月13日 | タカシ
 夕方5時を過ぎると遊ぶのをいったん止めて一時オベンキョ・モードに入る,というのが最近のタカシとの「お約束」になっている。と申してもそれほど大した勉強をさせるわけではない。国語と算数のテスト形式の副読本,それを一つづつやるだけだ。時間にして計20~30分くらいか。父の仕事場に入り込んで行うことが多く,従って勉強を見てあげるのは大体が父の役目である。

 昨日やっていた国語の問題に,こんなのがあった。


[問題]
 次の意味に合うことばになるように,□□にあてはまる漢字を,下からえらんで書きなさい。

    動  荷  由  物  行  理

  (1) 持ちはこんだり,送ったりする品物。.....□□
  (2) そうなったわけ。.....□□
  (3) 何かを行うこと。.....□□


 で,タカシの書いた答えは次のとおりである。

   (1) 動物  (2) 荷由  (3) 理行

 ウーン,父としては何とも言葉につまってしまう。タカシにとって国語のテストなど所詮パズル・ゲームのごときに過ぎないのだろうか。

 期末ごとに渡される『あゆみ』に記載された評価などは取り敢えずの建前に過ぎないと重々承知してはいるが,それにしてもタカシの言語概念ないし言語世界に対する基本的な理解力の不足,もっと言えば興味・関心の薄さには,改めてガックリする。父の傍らの机で,ココロここにあらずといった様子でいかにも義務的に勉強をしているその姿は,山田詠美ではないが『ぼくは勉強ができない!』と父に向かって暗に宣言しているようだ。いや,決して「ダメな子」ではないと思うんですけれど(バカ親として贔屓目で見れば)。それにしても仕事中に子供の勉強を見るのは少々ツライものがある。

 さてさて,このような子供を公文のセンセイあたりはどうやって教えるのだろうかネ? いや,別に通わせる気などありませんがネ!
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