漢字のミニテストで3回連続して0点!

1999年07月19日 | タカシ
 一学期が無事に終了した。明日からタノシイタノシイ夏休みである。

 1週間ほど前のことになるが,タカシが学校から帰るやいなや,ドドドドドーッと2階の仕事場に駆け上ってきて「おとうさん,おとうさん! 100点取ったよ!」と元気いっぱいに報告した。何でも,国語の漢字テストでようやく100点が取れたということだ。そうかそうか,そりゃよかった。

 さらに1ヶ月ほど遡って6月の初め頃だったか,漢字のミニテストで3回連続して0点を取ってきたことがあった。これにはさすがにガックリしましたね(この親にしてこの子あり,といえばそれまでだが)。以後,漢字に関してはかなりシツコク,学校の勉強をきちんと復習するように言い聞かせた。もともとタカシは算数は比較的得意だが国語はかなり苦手のように見受けられた。学校の復習も,国語に関してはイヤイヤやるもんだからなかなか身に付かない。それで当方も一計を案じ,タカシがビデオを見終わったあと,風呂上りにヨーグルトを食べたあと,あるいはファミレスでの待ち時間など,折をみては不意打ちのように紙と鉛筆を差し出して,「トオくのヒロバ」とか「シンブンをヨむ」とか「ヨルにはハれる」とかいう漢字書き取り練習問題を出題し紙に書かせたりした。またその間,件の0点の答案用紙3枚は父の上着のポケットに大事に保管され,常に肌身離さず身につけておくようになった。

  (それというのも愛すればこそ 彼らの嘆きは我らの嘆き)

 そのような次第で,以後のミニテストでは60点,80点などがポツポツと取れるようになってはきたものの,なかなか100点までには達しなかった。それがようやく,ここにきて努力が報われたというわけだ。苦手は苦手なりに努力すれば出来るようになるじゃないか。それにしても,やっぱ100点は気持ちいいやね,タカシ。

 その日から,父の上着のポケットの中身は0点から100点の答案用紙に替えられたのは言うまでもない(ハイ,例の如く馬鹿親です)。
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