浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

企業の責任

2007-08-02 08:53:00 | 日常の話
最近の企業不祥事のニュースを聞くたびに、会社を経営するワタシの中である違和感を思えていました。
そんな違和感を見事に晴らしてくれる言葉に出会いました。
アウトドア・アパレルメーカー、パタゴニア社の創業者兼オーナーであるイヴォン・シュナードさんの言葉です。

『仲間のためにギアを作ることで事業を始めたアルピニストの私が自分自身を「ビジネスマン」と意識したのはビジネスマンになってからかなり後のことだった。
それ以来、企業の責任とは何かという課題とずっと格闘を続け、ビジネスとはいったい誰に対して責任があるのかということに悩んだ。
そして、株主にでも、顧客にでも、あるいは社員にでもなく、根本的に資源元に対して責任があるのだという結果にようやく達した。
自然保護論者のデイビット・ブラウワーが「死んだ地球からは利益は生まれない」と言っているように、健康な地球がなければ株主も、顧客も、社員も存在しないのでだ。』

木材というまさに資源を商いするワタシは、木材が育った年月、育ててくれた人々の苦労などを考え、決して安売りすることなく利益を出し、税金をしっかり払い、さらなる植林をできる社会基盤をつくる一役を担いたいと思っています。
そして会社を預かった四代目として、次につなげていくためにがんばっていきます。

≪私のお店:木質材料専門店 eco-moku エコモク≫
コメント
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