浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

我がOSBとの嬉しくも悲しい出会い

2019-05-13 00:00:00 | 木の話題

先日、とある用事で都内にある学校に行ったところ、新築校舎にOSBポーランドが使われているのを発見しました。
友人に偶然会ったような嬉しさで、思わず壁をナデナデしました。

ワイルド感がありながらも、清潔感もあり、暖か味もあり、個性的でもあり、実際に汚れも目立たない優れものです。
ところどころ着色してあり、ポイントを付けてメリハリがあっていいですね。

掲示物を画鋲で貼りやすいように、ところどころにコルクのラインを入れています。
OSBポーランドは、釘は入りますが、画鋲を手で入れるにはちょっと硬すぎるので…。

そんな偶然の出会いに喜んでばかりもいられないのが昨今。
実はOSBポーランドは、OSBドイツに駆逐されつつあります。
同じメーカーなのですが、ポーランド工場とドイツ工場ではちょっと違います。
強度的には同じなのですが、見た目がドイツ製のほうが悪いのです。
ちょっと汚れたようなラインが入ってしまいます。
そのため、当店ではドイツ製は扱わないようにしています。
かと言って、ポーランド製の入荷の目途もたっておりません。

悲しいです。

コメント
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