ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2019/12/30 「運び屋」

2019-12-30 00:00:02 | 日記
「運び屋」

アール 園芸家。90歳(クリント・イーストウッド)
アイリス アールの娘(アリソン・イーストウッド)
ジニー アールの孫娘
メアリー アールの妻
ベイツ捜査官 DEA(ブラッドリー・クーパー)
ベイツの上司(ローレンス・フィッシュバーン)
トレビノ捜査官 ベイツの相棒
ラトン 組織のボス(アンディ・ガルシア)

起:園芸家のアールは、インターネット通販の波で仕事がなくなる。
承:運び屋の仕事を依頼され、品物が麻薬だと気付く。
転:妻の死がきっかけになり、疎遠だった家族との距離が縮まる。
結:アールは逮捕されるが、家族との絆は深まる。

 2005年。園芸家のアールは、花の品評会で表彰される存在だ。
娘アイリスが結婚するが、アールは式にも現れない。
アールには仕事の方が大切なのだと、アイリスも諦めている。
 2017年。インターネット通販の波で、農場が差し押さえに。
仕事がなくなったアールは、孫娘ジニーに会いに行くが、
アイリスや妻メアリーに追い返されてしまう。
そんな中、販売で全米を訪れていたと知ったリコが、アールに仕事を持ちかける。
ドライバーを探していると言うのだ。
 頼まれたのは荷物を運ぶ仕事で、アールは危険な代物だと気付く。
届けると大金を得て、トラックを買い替える。
2回目の仕事も受ける。
 3回目になって荷物が気になり、確認して麻薬だと知る。
動揺するが、警察犬をごまかす。
手にした報酬で高額の寄付をし、人々に感謝される。
 8回目。重要な荷を運ぶと称して、見知らぬ連中が同行するように。
アールは彼らをまいて怒らせるが、
組織のボスであるラトンは好きにやらせて良いと言う。
 9回目には、警察が同行の2人を怪しむが、アールがかばう形となる。
その頃、DEAは運び屋の存在を突き止めていた。
毎月100キロの麻薬を運んでいるようだ。
 柔になりすぎたと反発する部下によって、ラトンは始末されてしまう。
DEAが動いていると知った組織は引き締めにかかり、従わない者は始末しろと指示。
アールも例外ではない。
 組織はアールの車に乗り込んで同行するようになる。
命令は隅々まで守れとし、従わなければ始末されるのだ。
捜査官ベイツは、組織を一網打尽にすると言って、不審なトラックを調べて回る。
 12回目。張り込みをするベイツは、コーヒー屋で知り合ったアールと会話する。
アールに連絡が入り、妻メアリーが危険な状態だと知らされる。
だが、組織の監視があり、かけつけられるかは微妙だ。
 アールは何とかかけつけ、メアリーに感謝を告げる。
やがてメアリーが死に、葬儀に出席。アイリスとも和解し、感謝祭にも誘われる。
 アールが行方不明になり、組織は慌てる。
ベイツもまた、タレコミにあった運び屋が現れず、捜査の打ち切りを検討する。
 組織はアールを拘束する。
アールは密かに電話で連絡し、DEAが一味を逮捕する。
ベイツは、追っていた運び屋が、コーヒー屋で話した相手だったと知る。
間違いばかりの人生だったと話すアールに、
ベイツは、家族との関係を正せたのは良かったと言う。
 裁判で弁護士は利用されたのだと訴えるが、アールは自ら有罪だと認める。
大金を得ても時間だけは買えなかったと話すアールに
アイリスらは面会を約束する。
刑務所に入ったアールは、所内の作業として、そこでも花を栽培するのだった。

 と言う訳で、クリント・イーストウッドの久々の監督主演作。
クリントは花農場を営んでいたが、ネット販売の波で仕事を失う。
今まで仕事一筋で家庭を顧みなかった彼に対し、妻や娘は受け入れるのを拒む。
そんな中、簡単な運び屋の仕事を頼まれ、大金を得られると知る。
薬物を運ぶ危険な仕事だと気付くが、たいして動揺する事なくこなしていく。
組織は彼にさらに重要な仕事を与えるが、
病で妻が危険だと知り、監視を出し抜いて家にかけつけてしまう。
近年のクリント作品(特に自分が出てるもの)は安定の面白さだが
映画と同様に実際にも90歳近くで、無骨な雰囲気を維持するのには感心します。
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2019/12/30 「バックトレース」

2019-12-30 00:00:00 | 日記
「バックトレース」

マクドナルド 囚人(マシュー・モディン)
サイクス 刑事(シルベスター・スタローン)
フランクス FBI
ファレン 警備員
エリン 女医。マクドナルドの仲間
ルーカス マクドナルドの仲間

起:銀行強盗犯マクドナルドは、一味によって脱獄させられる。
承:マクドナルドは事件の記憶を失っていたが、新薬で断片的に思い出す。
転:金の隠し場所を見付けるが、黒幕の襲撃を受ける。
結:黒幕を倒し、刑事サイクスはマクドナルドを見逃す。

 銀行強盗事件が発生。2000万ドルが盗まれる。
仲間割れがあり、撃ち合いに。
負傷した一味のマクドナルドは、こん睡状態になる。
 7年後。マクドナルドは刑務所にいたが、事件当時の記憶は戻らないでいた。
ある時、マクドナルドは薬を飲んで倒れ、
警備員ファレンや女医エリンによって連れ出される。
ファレンらは、強盗事件当時の情報を集めていたのだ。
 マクドナルドが脱獄した為、警察は周囲に検問を設ける。
FBIフランクスも乗り出すが、強盗事件に関する何らかの情報を隠しているようだ。
刑事サイクスは、マクドナルドが仮病だったと疑う。
強盗された銀行には、オーナーが年金を横領した疑惑があるが、
証拠はなく起訴できない。
 エリンはマクドナルドに、治験を終えたばかりと言う新薬を試す。
2割が死んだと言う代物で、副作用で幻覚も見えると言う。
だが、記憶が戻るならとマクドナルドも決断。記憶が断片的に甦る。
 マクドナルドは廃工場を訪ね、記憶を戻そうと試みる。
ここで働いていたマクドナルドは、盗んだ金を埋めておらず、
コンベアの下に落としたと話す。
 黒幕の狙いは金だけで、マクドナルドは始末される所だったと言う。
記憶を頼りに、ダクトに詰まったカバンを発見する。
 警官がファレンらを捕まえるが、黒幕一味が銃撃。
撃ち合いの末に黒幕一味を倒すが、ファレンが負傷。
現れたフランクスがファレンらを捕らえるが、マクドナルドの姿はいない。
フランクスは、マクドナルドらを始末するつもりだと話す。
だが、その会話は携帯を通じてサイクスに聞かれていた。
かけつけたサイクスは、フランクスこそ黒幕と気付いて倒す。
 サイクスは、7年間耐えた代償だと、マクドナルドにカバンを渡して見逃す。
マクドナルドは、一味に始末されたと思われると報じられる。

 と言う訳で、シルベスター・スタローンの出てるサスペンス。
主人公はマシュー・モディンで、
彼は銀行強盗の一味だったが、何かがあって記憶喪失になり、そのまま逮捕される。
盗んだ金は行方不明で、一味は隠し場所を知るモディンを脱獄させる。
記憶喪失を回復させる新薬で手がかりを得ようとする話で
例えばケビン・コスナーが記憶を移植した話なんかの類似品。
物語としては、記憶が戻るだけと言う印象で、あまりひねりはない。
スタローンは事件を追う刑事役で、実際の所物語にはあまり絡まない。
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