平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

20センチ3ウェイバスレフ

2013-03-01 19:15:34 | スピーカー工作
 恒例の、名古屋での試聴会に向けて、新設計の20センチ3ウェイバスレフを仮箱に入れてみました。以前に作った、スーパーウーファー&ダブルバスレフ兼用キャビネットの登場です。

 このキャビネットをダブルバスレフで使った時は、フォステクスのUP203Sというフルレンジ用に取り付け穴を開けたのですが、今回はそのまま流用出来ます。というのも、今回使うSLE20Wという銘機は内付が基本ですが、外付けで使う場合はUP203Sと同じ213ミリ径なのです。もっとも、最初からSLE20WやFW220などの、同じ径で使えるユニットは想定してはいたのですが。

 SLE20Wは、エッジレスという構造が特徴で、コーンの振幅を阻害するエッジがないので、極めて歪の少ない動作が期待出来ます。しかも、使っているマグネットは高級なアルニコで、アルニコの低歪で自然な音に慣れると、大型のフェライトマグネットを使ったユニットに不満を覚えることもあります。





 仮箱はダブルバスレフなので、低音がモリモリ出るかといえばそうではなく、むしろ少し引っ込む感じの奥行きの深い音場になります。チェロはとても上品で、概してバロックなどの小編成向きですね。ただ、今回用いた東芝のスコーカーは極めて硬いので、音がほぐれるまで時間がかかりそうです。そういう意味ではつながりがよくありません。

 また、トゥイーターもハードですが、片チャンネルのネットワークが断線しているみたいで、音量を絞るアッテネーターもノイズが出ます。長いコードを引きずり回した変なつなぎ方をしたせいか、アンプも発振しているようなピーという連続音が軽くでます。

 SLE20Wはとっくの昔に廃番で、今回のものはロサンゼルスから取り寄せた未使用品です。そんなに値段は上がっていませんが、送料がかさむので入手には勇気がいります。でも、エッジレスでアルニコというユニットは他にないので、もう一組欲しい気持ちもありますね。ただ、資料もないのでネットワークも手探りは覚悟です。ケチに徹した長岡先生は一度も使ってないと記憶します。

 今日は女神が機嫌よく、重たい思いをしてピエタの原画を額に入れて見せびらかしに行った甲斐がありました。実は、本厚木ミロードは改装で、1階のミスドも中華料理の東秀も今月限りでなくなってしまいます。油を売るのに適したミスドが無くなるのは痛いですが、本厚木はこれから発展するのだと思います。安倍総裁も12月の選挙の応援で、薬関係の企業が来ると言ってましたし。

 と、ここまで書いて、ピーという音は光学マウスのノイズと判明。やはり原始的なPS/2マウスが一番良いです。

    エフライム工房 平御幸
コメント (10)
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