裏鬼門は逆の手で

　日付が変わったあとに「今頃、佐賀ですかねぇ」とメールが来たので、「九州は鬼門だから、怪我しなければオケ」と返事を書きました。昨年も佐賀では土日の2試合で1セットしか取れていません。

　東北が鬼門であるように、反対側の西南も裏鬼門と呼ばれます。特に、日立リヴァーレから見ると裏鬼門そのものが九州です。今シーズンは佐賀の他に、あの八紘一宇の塔がある宮崎県でも試合があります。幾ら裏鬼門だとしても全敗は困りますね。

　裏鬼門の魔力を防ぐには知恵が必要になります。正攻法ではダメ。特に、監督が良いと思ったことは裏目に出るから裏鬼門は始末が悪い。また、背番号10、4、13、は微妙な数字なので、余り期待しないほうが良いのです。特に、4番を付ける新加入の橋本選手は、僕なら登録すらしません。佐藤美弥さんと心中するくらいの覚悟がないと　(；´Д｀)

　ベテランの橋本選手加入で、夏に作り上げたチームが壊れてしまった。特に、ベテランセッターの加入はチームにマイナスになることが多い。他の選手が遠慮して無理に合わせようとするから。正セッターとして迎えるのでなければ、柔軟性に欠けるベテランセッターを入れるとチームが機能しなくなる。佐藤美弥さんがやりにくいからサブは若手にするべきです。

　また、10番の内瀬戸選手は過大評価。全日本でもエースではないし、久光の新鍋選手の穴埋めに呼ばれただけ。内瀬戸選手は、試合の途中から入れると最大限に力を発揮するタイプで、スタメンで使うと持ち味が半減する。チームが困ったときに火事場の馬鹿力を発揮させるタイプなのです。同じように、ベテランの遠井選手もフルは無理。

　13番の高卒ルーキーの須藤選手は問題外です。まだ顔が戦う選手の顔になっていない。今のガタガタのチームの中で力を発揮できる顔をしていないです。今日の試合もピンチサーバーとして2度出てきて得点にならなかった。明日の久光戦もルーキーを登録するなら、万が一のリベロの控えだけで十分。それでも斎田選手のほうが良さ気。

　このような状況では、思い切った起用が必要になります。裏鬼門なのだから、左優先でサウスポーの川村小捺を先発起用するとかの、駄目元の発想が停滞した空気を払拭させるかもしれない。久光のエースがサウスポーの長岡なのは、チーム自体が裏鬼門にあるから当然の帰結。

　ここまでチームが萎縮すると、悪循環でやること成すこと裏目に出ます。今日はサーブレシーブが最初から悪かったし、ブロックはドシャがなくて相手のブロックアウトを誘っただけ。パオリーニがダイレクトで返すと相手の得点になる。ピンチサーバーがことごとく失敗など。

　これが延岡での試合なら、厄落としに角田氏と栗原選手を宮崎神宮に参拝に行かせ、返す刀で八紘一宇の塔の見物をさせるところですが。延岡から宮崎まで往復で4時間だから、朝に出れば試合に間に合います　（・(ェ)・）


九州の体育館と八紘一宇の塔の位置関係

　スカイツリーもそうですが、「悪魔の塔なら余計に見に行こう」と思うくらいの豪胆さがないとダメです。鬼を捕まえて鬼鍋にして食べるくらいでないと、戦う前から負けたも同然です。宮崎での試合の時は、角田氏はレンターカーを確保して、試合に出ない選手とデートしてきてください。宮崎神宮でのお守りは忘れないように　（；^ω^）

　ということで、明日は守備なんかどうでもいいから（本当はどうでも良くはないけど）ガンガン打ちましょう。打ち合いになれば死中に活が見出だせるかも。

　　　　エフライム工房　平御幸