平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ブレーキ踏み間違い~原因はオフセット

2021-11-25 18:22:24 | Weblog
連日のように車が暴走する事故が報道されています。この前は例の2代目プリウスでした (ーー;)

なぜプリウスの事故が多いのか?11月6,7日のPFUの試合を見に砺波に行った時、借りたレンタカーが現行機種の4代目。やたらに長くて駐車するのが大変。しかも、デザイン優先で後方視界が悪い。普通のFF車よりダッシュボードが大きくて運転席が狭い。これは、バッテリーでモーターを回すのと、ブレーキを踏んだ時に電力を回収する回生ブレーキなどが場所を取るからと思われます (~o~)

高齢者が免許をとった時代はFF(前輪駆動)車はまだ少なく、FR(後輪駆動)車が主流でした。FRだとエンジンルームに余裕があり、デザイン的にアクセルやブレーキの配置も楽。アクセルペダルは右側、ブレーキペダルはその左側と決まっています。だから、シートに座って普通に足を伸ばせば、右足はアクセルペダルを踏む位置に来ます。ブレーキを踏むときは左にオフセットさせる。

この若い時に覚えたペダル操作が、FF車で通用しないのです。FF車はエンジンルームにエンジンとミッションとサスペンションが所狭しと置かれる。ミッションがエンジンの後ろに置かれるから、駆動するタイヤもエンジンの後ろになる。必然的に、ドライバーの足元にフロントタイヤが来ることになる。

フロントタイヤが右足の横に来るので、ペダル類は左にオフセットして配置される。ドライバーは常に斜めに足を投げ出す形になる。

高齢ドライバーは、何かの拍子に若い時に覚えたアクセルとブレーキの感覚がフラッシュバックして、感覚ではブレーキの位置にあるアクセルを踏む。自分ではブレーキを踏んでいると思い込んでいるからパニックになる。

人間工学的に理想から程遠い、ペダル類のオフセットは若い人にも自然には感じられないはず。人間工学的な理想は、手で握るレバー式のブレーキ。自転車もそうですが、ブレーキはペダルを踏むのではなくレバーを握るのが良い。また、ハンドルも何回転も回すのは時代遅れ。パワーステアリングなのだから、ハンドル操舵角と前輪の角度を一致させることは難しくない。ステアリングにレバー式のブレーキを組み込む。僕ならそのような車を設計すると思います (;^ω^)

参考 「ペダル踏み間違い」自動車事故は防げるか
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20170502-OYT8T50139/3/
コメント (4)
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