平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

DENON PRA-2000 3台目修理~その2 電源基板

2021-11-30 04:43:36 | アンプ製作と修理
海神無線に発注していた横型のチューブラーコンデンサーが届いたので、PRA-2000の電源基板の修理に取り掛かりました。とは言っても、回路図はないし、回路図のある後継機種のPRA-2000Zは少し違う。経験と勘頼りに (_ _;)

アンプ修理は電解コンデンサーの交換からと相場は決まっていますが、電解コンデンサーの容量抜けが発振の原因となります。また、電解コンデンサーは耐用年数が短くて、数千時間と言われてます。


右下の寝ているのがチューブラーコンデンサ
25V/1000μFだけど35Vしかなかった


実は、一番大きなニチコンの100V/1000μFも含めて、電解コンデンサーは随分と軽くなっていました。手持ちの同容量は少し小さいのですが、こちらのほうが重い。電解液が蒸発してしまったのだろうか?


ニチコンの100V/1000μFと定電圧電源のトランジスタ 2SA968/2SC2238

定電圧電源のトランジスタ 2SA968/2SC2238 は外して測定しましたが、増幅率を表すhFEがそれぞれ46と117で随分と違う。定電圧電源はトリマーで電圧調整するので、あまり増幅率はあっていないのが普通です (^_^;)


ヒートシンクから外してマイカと放熱グリスを交換

一番大きな電解コンデンサーは足が3本(1本は固定用)ですが、手持ちの100V/2200μFでも足の幅が狭い。それで工夫をして、固定用の穴に通してから基板裏で曲げてハンダ付け。強度もバッチリです d( ^ω゚ )バッチリ!!




固定用のランドを有効利用

次はオーディオ用ではない単電源の電解コンデンサーの交換。ここは安物のコンデンサーで良いのですが、サイズが小さすぎて貧相になります。無駄ですけど大きなオーディオ用のミューズやファインゴールドにしました (^o^)v






左端はオーディオ基板につながるので贅沢にシルミックⅡとファインゴールド

ここで、整流ダイオードが破損しているのを発見。日立製みたいですが、ガラスから出ている足が一本切れています (T0T)




足が腐食したのか切れていた

この整流ダイオードは型番がわからず、仕方ないので200V耐圧の1Aタイプを使うことにしました。しかし、取り付け穴が小さいので足の太いのは使えません。また、破損したのと同じタイプの整流ダイオードがもう1本見つかったので交換。こちらは穴が大きいので足の太いのにしました (^^ゞ





最後にトリマーを交換。付いていたのは4.7kΩですが、5kΩで大丈夫そうなので、抵抗値を合わせてから取り付け。これで電圧調整できない場合は小さいトランジスタの故障です。



コネクターのポストピンが真っ黒なので、これも磨かないと (; ̄ー ̄A アセアセ・・・
コメント
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