パイオニアのプリアンプ、C-90aが貝塚市に出張しているので、日立のコントロールアンプ、HCA-8000のジャンクを手に入れて修理中です。これが故障原因不明で難航中。
一度修理されて投げ出された形跡がある
ボリュームや中央の切替部が再ハンダされていた
プリアンプとコントロールアンプは、パワーアンプに信号を送るという意味では同じものなのですが、高音や低音の調整など、多機能のものはコントロールアンプと呼びます。プリアンプのプリは前という意味で、パワーアンプの前に置かれるからプリアンプ。コントロールアンプとプリアンプとの厳密な違いはないので、メーカーの趣味で型番にPとかCとか付けていますが、Pだとパワーアンプと混同するので、その場合はパワーアンプをメインアンプと呼び換えています。
日立はコントロールアンプだから、頭文字を繋げてHCAの表記を使っていました。最高級機はHCA-9000で、HCA-8000はプリアンプとしては二番目に位置します。コストダウンのための工夫というか苦労が散見され、これが修理には面倒なことになります。
まず、IC(集積回路)を多用するので、パーツが手に入らない。在庫が極少なので、手に入っても高価。今回は落札価格よりもパーツ代のほうが大きくなりました。
苦労の二番目は回路図が輸出仕様しか無いこと。HCA-7500Ⅱという型番の輸出仕様に比べて、使われているパーツが少なく、各部の電圧や抵抗値なども違います。東名高速の近くに日立のサービスセンターがあるので、往復一時間位で日本仕様回路図をコピーしてもらえるのですが、すでに廃棄されていれば徒労に終わります。
HCA-8000という型番は、日立リヴァーレのコントロールタワー、佐藤美弥さんの8番と同じ数字なので、なんとかして直したいと悪戦苦闘中です。
バレーボールのセッターは司令塔と呼ばれるように、ゲームをコントロールするからコントロールアンプと同じです。奇しくも型番と背番号が同じ。でも、丸一週間かかりきりでも直りません。パーツは福島などから取り寄せて、交換したほうが良さそうなものは全て交換。トランジスタやFETも、レコード再生の初段を除いて交換済みです。
このアンプは、そもそも電源スイッチが壊れていました。押してもすぐに戻るので、オンの状態をキープできません。すぐにオフになるのです。スイッチは特殊部品で手に入らないので、仕方なく安物のHCA-4590というコントロールアンプから流用。
HCA-4590の電源スイッチ
リレーも特殊なリードリレー(水銀リレー)が使われていましたが、リレー自体は壊れていなくて、制御用のICに4.7Vの電圧が出て、これが原因でリレーがオン状態になりません。パワーアンプに信号を送れないのです。バレーボールで言えば、守備から攻撃への繋ぎが悪いのと同じです。
怪しいスイッチの分解を含めて、ほとんどあらゆるパーツを点検しても直りません。こうなると、回路のパターンが目に見えない所で切れているクラック現象が考えられます。クラックがあれば、ハンダの下のパターンの切断なので、ハンダをやり直してもダメなことが多いのです。
コストを下げるために一枚基板なので、悪くない基板を避けて作業することも出来ません。たった一箇所の故障でも、基板を丸ごとひっくり返しての作業だから、そのうちに配線が疲労して切れてしまいます。
僕が今まで修理した中では、ソニーのV-FETアンプTA-4650、ヤマハのV-FETパワーアンプB-2、日立のプリメインアンプHA-6800に匹敵する難しさです。HA-6800はパターンが1箇所切れていました。故障箇所を見つけるまで、トランジスタがパチッと言って煙を出したのが数度。
このアンプではレコード再生なんかしないから、フォノイコライザーが壊れていても良いと思って点検していなかったのですが、まさか上流の使わない回路が下流に影響するケンチャナヨ設計だったりして…。
ということで、膨大なパーツの数だけ、もう一度隅から隅まで点検するので、週末も修理は続きます orz
エフライム工房 平御幸
一度修理されて投げ出された形跡がある
ボリュームや中央の切替部が再ハンダされていた
プリアンプとコントロールアンプは、パワーアンプに信号を送るという意味では同じものなのですが、高音や低音の調整など、多機能のものはコントロールアンプと呼びます。プリアンプのプリは前という意味で、パワーアンプの前に置かれるからプリアンプ。コントロールアンプとプリアンプとの厳密な違いはないので、メーカーの趣味で型番にPとかCとか付けていますが、Pだとパワーアンプと混同するので、その場合はパワーアンプをメインアンプと呼び換えています。
日立はコントロールアンプだから、頭文字を繋げてHCAの表記を使っていました。最高級機はHCA-9000で、HCA-8000はプリアンプとしては二番目に位置します。コストダウンのための工夫というか苦労が散見され、これが修理には面倒なことになります。
まず、IC(集積回路)を多用するので、パーツが手に入らない。在庫が極少なので、手に入っても高価。今回は落札価格よりもパーツ代のほうが大きくなりました。
苦労の二番目は回路図が輸出仕様しか無いこと。HCA-7500Ⅱという型番の輸出仕様に比べて、使われているパーツが少なく、各部の電圧や抵抗値なども違います。東名高速の近くに日立のサービスセンターがあるので、往復一時間位で日本仕様回路図をコピーしてもらえるのですが、すでに廃棄されていれば徒労に終わります。
HCA-8000という型番は、日立リヴァーレのコントロールタワー、佐藤美弥さんの8番と同じ数字なので、なんとかして直したいと悪戦苦闘中です。
バレーボールのセッターは司令塔と呼ばれるように、ゲームをコントロールするからコントロールアンプと同じです。奇しくも型番と背番号が同じ。でも、丸一週間かかりきりでも直りません。パーツは福島などから取り寄せて、交換したほうが良さそうなものは全て交換。トランジスタやFETも、レコード再生の初段を除いて交換済みです。
このアンプは、そもそも電源スイッチが壊れていました。押してもすぐに戻るので、オンの状態をキープできません。すぐにオフになるのです。スイッチは特殊部品で手に入らないので、仕方なく安物のHCA-4590というコントロールアンプから流用。
HCA-4590の電源スイッチ
リレーも特殊なリードリレー(水銀リレー)が使われていましたが、リレー自体は壊れていなくて、制御用のICに4.7Vの電圧が出て、これが原因でリレーがオン状態になりません。パワーアンプに信号を送れないのです。バレーボールで言えば、守備から攻撃への繋ぎが悪いのと同じです。
怪しいスイッチの分解を含めて、ほとんどあらゆるパーツを点検しても直りません。こうなると、回路のパターンが目に見えない所で切れているクラック現象が考えられます。クラックがあれば、ハンダの下のパターンの切断なので、ハンダをやり直してもダメなことが多いのです。
コストを下げるために一枚基板なので、悪くない基板を避けて作業することも出来ません。たった一箇所の故障でも、基板を丸ごとひっくり返しての作業だから、そのうちに配線が疲労して切れてしまいます。
僕が今まで修理した中では、ソニーのV-FETアンプTA-4650、ヤマハのV-FETパワーアンプB-2、日立のプリメインアンプHA-6800に匹敵する難しさです。HA-6800はパターンが1箇所切れていました。故障箇所を見つけるまで、トランジスタがパチッと言って煙を出したのが数度。
このアンプではレコード再生なんかしないから、フォノイコライザーが壊れていても良いと思って点検していなかったのですが、まさか上流の使わない回路が下流に影響するケンチャナヨ設計だったりして…。
ということで、膨大なパーツの数だけ、もう一度隅から隅まで点検するので、週末も修理は続きます orz
エフライム工房 平御幸
アンプの修理ご苦労様です。
難しい修理をありがとうございます。
佐藤美弥選手は昨年度よりもトスが安定していることが印象的です。
ニコ生では大人気みたいですね。
先生の修理がうまくいって、佐藤選手がよりパワーアップすることを願っています。
日立のアンプの修理、お疲れ様ですm(__)m
アンプキットでも大変な私には、一枚の大きな基板の中から故障箇所を見つけるなんて、眩暈がしますorz
とても大変な修理なんだろうなと想像しています。
なんとか無事に修理完了しますよう祈っております。
佐藤美弥さんは秋田出身ですが、震災後に秋田にミニミカエルを送って、日立へは翌年の入団です。秋田大学に芸大の同級生がいるのです、岩手から帰るルートで立ち寄りました。
誕生日も2日違いなので、魚座パワーで頑張ってもらいたいところです。嘉悦大学時代はキャプテンだったので、本来は引っ張ることも出来る子だと思います。
ミャーのスイッチはオンをキープできます (^ω^)
hinoko2さん( ノ゜Д゜)こんばんわ
あと1箇所で直ると思うのですが、それが見つけられない orz
難しい修理を克服すればスキルも上がるので、回路図を理解できるようにガン見しています (@_@;)
電源電圧のプライマイナスが微妙に違う回路なのですが(普通はプラスマイナス一緒)、本来はマイナス側が高くなければいけないのに、逆にプラス側が高くなっています。これがトラブルの原因かも。電圧調整のボリュームが付いてないのが困ったところ (;^ω^)
目が離せません。
4セット目で決まって!!
3-1で勝ったようでホルホル
ちゃんと録画する癖をつけるように
付けられないならキーワード録画するマシンを導入汁w
我が家に送って下さった日立HA-6800は、たまに電源入れてから数分は音が出なくて角度を変えてみたりスイッチを強めに押し直してみたりで聴けるようになり綺麗な音で気分よく聴いています。
先ほど終わった日立の試合は連敗ストップして佐藤ありさ選手泣いてましたね。
一緒に泣いてしまいました。残りの試合も勝ってほしいですね。
HA-6800はトランジスタ交換してない所があるので、目覚めが悪くなっているのかもしれません。スイッチもタクトスイッチなら劣化が早いです。
ニコ生情報では監督ももらい泣きしていたそうで、21時からのタイムシフト放送が楽しみです。
6800の脚も真鍮に交換させないと (・(ェ)・)
ネジが3mm径か4mm径のどちらだったか…
アンプ修理お疲れ様です。m(__)m
修理はとても集中力と体力が必要だと痛感しております。小さな基板でも悪戦苦闘です。
先生の修理がご無事に完了され、佐藤美弥選手も大活躍されますように!
アンプはひとつ間違うとバチッと火花が出ますから、集中力と慎重さは大切です。
今日のミャーんさはほつれお団子でしたね。和田さんが短いポニテ。内瀬戸選手も髪を切って、気分転換に成功したようです。
修理完了の前にミニアンプが完成しそうです (^ω^)