平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

続 HCA-8000の修理と読者制作アンプ

2015-02-12 21:36:13 | アンプ製作と修理
 HCA-8000の修理に問題が出ています。肝心の回路図が間違っているようです。

 HCA-8000の基板裏に、小さいセラミックコンデンサが幾つか付いているのですが、そのうちC625と回路図にある0.01μFが、アースとアースの間に接続されているのです。アースというのは、電位的にプラスでもマイナスでもない中点とも言いますが、2地点間のアースとアースの抵抗値は何処で測っても理論的にはゼロです。実際には銅の抵抗値があるので完全なゼロではありませんが、基本的にゼロでなくてはアースとして機能しないのです。


問題のコンデンサは茶色の丸くて大きいやつ
僕が修理する前の修理痕のある基板裏


 ところが、HCA-8000はアースとアースをセラミックコンデンサで繋ぐという、頭痛が痛くなる回路と実装です。このコンデンサを取り除けば直るのか、はたまた症状が余計に酷くなるのかは分かりません。回路図を見ただけでは、リレーの動作原理と、LEDの「スタンバイ→オペレーション」の切り替え原理も分かりません。

 コストを下げるために、パーツに一人何役も受け持たせているのか、普通の回路にあるべきものがないし、天才的技術者が後先(修理)を考えないで、唯我独尊で設計したアンプなのでしょうか。手に入れる前の修理も、セラミックコンデンサを片チャンネルだけ、フィルムコンデンサに交換した形跡がありました。やはり、僕と同じように、最後に行き着くパーツは小さいコンデンサなのです。普通は壊れることのないパーツですから、修理で無視しても構わないはずなのです。

 日立は、フラッグシップのパワーアンプ、HMA-9500の回路図にも間違いがありました。こちらは、アースに繋がっているところが1箇所だけ別の回路に繋がるように書かれていたのです。しかし、今回の回路は分かりません。修理歴があるので、完動品の同じ機種を手に入れて、本当に実装が正しいのか確認しないと、回路図の間違いということも考えられるからです。

 ということで、修理はまだまだ続きますが、読者が作っているミニアンプの完成がありましたので掲載します。最初に完成させたのは、メンバーの中で一番おっとりしている人なので、やはりアンプ製作に必要なのは確実性だと分かります。もっとも、カッバーラの問題で一番成績が良い人なので、もっともと言えばもっともなことかもしれません。カッバーラ回答の成績が悪い人は、アンプでもワケワカメだと思います。


名前を付けるとM-4シャーマン
ケースがMX4-10-12BBで女シャーマン(巫女)が作ったからw



中身
幅はたったの10センチ、奥行き12センチ、高さ4センチ


    エフライム工房 平御幸
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