首相の「不敬罪」騒ぎに思う

いささか旧聞だが首相のいわゆる不敬罪騒ぎが気になっている。
オリンピックの開会式で天皇陛下の開会宣言が始まってやや時間をおいてからようやく起立した出来事を指しているのだがあれは通常行われている「起立」を求める場内アナウンスが不幸にも抜け落ちていたための発生したアクシデントであって「不敬罪」なんてものではないだろう。
不敬罪という言い方も時代がかっていてどこかオーバーだが。(笑)
それにしても不起立という失態は同席していた都知事も同罪なのだがなぜか責められるのは首相だけなのは興味深い。
そもそもオリンピックは国ではなく都市が主催するものだからもっと都知事にスポットが当たっていいはずだが今回の東京五輪は都知事マターではなく首相マターとなっているようだ。
その東京五輪がこの度のコロナ感染者急増で開催責任論が浮上しつつある。
あの「不敬罪」騒ぎは今日的状況の伏線だったのだねぇ・・・。