マッシーの日本寸評

「日本」を少しでもいい国にしたい、との思いから政治、経済、時事問題を感じたまま(忖度なく)コメントします。

東京五輪とコロナ禍の「危険な関係」を振り返る

2021-08-06 09:49:43 | 社会問題
東京五輪もいよいよ閉幕が見えてきた。
こんな時にあらためて不偏不党の立場から東京五輪とコロナ禍の危険な関係を振り返ってみるのも意味あることではないだろうか。
そもそもこの春あたりから各種世論調査は東京五輪の中止または延期支持派が開催支持派を常に上回っていたことを幾度も報じていた。
しかし首相は「G7の席上で各国首脳の賛意を得た」として一気に強行開催への流れを作った。
直前になって開会式クリエータたちの突然の交代もあったがこれは開催に向けてなんの障害にもならなかった。
開幕したら今度は柔道等の好成績で日本国内での大きな盛り上がりを見せた。
マスメディアの多くは「節操に欠ける」「掌返しも目に余る」などとの批判されていたがこんなことで臆する輩ではないだろう。
日本選手の快進撃は若手を中止に中盤以降も続いていたがここで持ち上がったのがコロナ感染者の爆発的な急増だ。
政府要人は「コロナ感染者の急増と東京五輪開催との関連を示すエビデンスはない」と否定しているが残念ながら「関連がない」というエビデンスもないのだから現時点では単なる水掛け論に終わりそうだ。
とはいえ感染者の急増は紛れもない事実だから何らかの手を打たねばならない。
政府の採った入院制限策は一時しのぎ策に過ぎない。
ワクチン効果が期待できる10月以降まで待てないとしたら商業施設・娯楽施設の一時閉鎖や今度こそ東京パラリンピックの中止・延期問題が俎上に上るのではないか。
感染状況や感染ルートの分析ももっと深堀りされてよい。
コメント
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