つい先ほど見知らぬ若者が我が家を訪れこう宣った。
「近くで汚水槽の修理工事をやることになった。ついては悪臭が発生するかもしれないので事前に理解とご協力をお願いします。」とまぁ、こんな切り出しだった。
ここまでは何も問題はなかろう、問題はこれからだ。
「ついでに貴宅の設備も無料で点検しますが如何でしょうか?」と続いたからだ。
この瞬間になぜか胡散臭いものを感じたので即座に断った。
全く油断が出来ない世の中になってしまった。
社会全体がモラルを失ってきているからねぇ。
理由はいろいろ考えられる。
1つには若者層を中心に貧富格差が広がっていることだ。
これは小泉政権の時代に端を発した派遣労働の分野拡大が主因ではないか。
学校教育の中身についてはどうだろうか?
「『社会道徳』の基本を教えるカリキュラムが疎かになっている」との指摘を聞いたことがあるが昨今「知識教育」に偏していることはないのか。
卑近な例では自民党の「政治とカネ」に関するあの収拾、処理の仕方も気になっている。
あれでは誰も「明るい日本の将来像」をイメージできない。
どうも日本は「将来に期待はできないので自分なりに自衛策を講じている」大多数と「好き勝手(悪事を含め)やって刹那的に生きよう」と考える少数の2グループに分化しつつあるのではないか、という気がしてならない。
無論こんなことがあってはならない・・・、誰かが日本を生まれ変わらせなければいけない。
不審業者の訪問があってあらためて日本の将来を考えてしまったのだ。
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