マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

トランプ大統領は矩を超えている

2025-02-06 09:00:00 | 国際関係
米国のトランプ大統領がガザ地区の復興に関し「米国がガザを所有する」という提言を打ち出した。
しかしパックス・アメリカーナ(アメリカによる世界平和維持)を放棄した米国の言うことではない。
まして「アメリカ・ファースト」「Make America Great Again 」をスローガンに掲げるトランプ大統領が口にすべきことでもない。
イスラエルを擁護するために何としても恰好をつけたいというのであれば土地の所有云々の前にガザ住民のどう救済していくのか、が先決だろう。
移住先すら決まっていないのに残った土地は米国が所有するなんてどんな了見かねぇ。
しかし残念ながらこの暴挙暴言を咎める役者がいない。
これがGゼロ世界の悲哀である。
そしてトランプ大統領は戦勝国の一員気取りなのである。
国連も力がないし、EU諸国もそれどころではなさそうだし・・・。
人類そのものが進化とは別方向の後退期に入ったのかもしれないし、もしかしたらトランプ大統領がその象徴かもしれない。

コメント
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