いささか旧聞になるが厚労省の勤労統計によれば一人当たりの実質賃金は15か月連続マイナスが続いているとのことだ。
今春闘では軒並み満額回答があって勤労者の賃金は随分上がったように感じていたがあれは上場企業や大企業だけの話だったのか、それともまだ消費者物価の伸びに追いつかなかったのか。
政府が行ってきたエネルギー価格の抑制策はそろそろ終了する。
このままでは経済の好循環は起きそうもない。
政府も経済界も何か手を打たなければいけないと思う。
幸い企業の業績は上振れ気味である。
極めて異例だが秋闘でもやって期中でもう一度賃上げをやったらどうだろうか。
非正規労働層に倒しても最低賃金の早期実施を考えたらどうか。
とにかく日本経済の正念場なのだから賃上げに耐えられない企業はこの際貴重な労働力を手放して欲しいと思う。
ちょっとラジカルかもしれないがこれくらいの荒療治を行わなければ日本経済は再生しないのではないかと考えている。
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