自宅の庭に野生化した櫨があるのも驚きでしたが、その櫨が憎しみの対象となっている事実にも驚きでした。
今まで庭の片隅にあった櫨が生き残っていたのは、
やはり崖っぷちにあったので、
なかなか足を踏み入れられなかったからでした。
とはいえ、櫨が害木扱いされているのは、心が痛むことです。
私は思わず気分が沈んできました。
女性「アタシはね、バラが好きなの。」
庭を見渡すと、確かにいろんな種類のバラ苗が植えてありました。
どうやらバラのトゲは気にならないようです。
女性「だいぶ、つぼみが出来てきよるやろ?」
いとおしそうにバラを愛でる顔は、
さっきの櫨に対する時の顔と大違いです。別人です。
ますます私の気分も滅入ってきました。
女性「あの櫨の木のおかげで、
毎年いっつも若芽が出てくる。強いとやろね。
引っこ抜いてもしょっちゅう出てくるっちゃけん。」
ん?若芽?
私はハタと思い出しました。
以前、荒木製蝋さんから聞いた話ですが、
春に山へ行って、櫨の若い自生苗を採取して
台木にするという話です。
その若木は、ひょっとして来年の
接ぎ木用の台木になるかもしれません。
「その若い櫨苗、まだあるんですか?」と
私は聞きました。
(画像は私ん家の庭の白バラです。
私もバラはキライじゃないんですよ。)
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今まで庭の片隅にあった櫨が生き残っていたのは、
やはり崖っぷちにあったので、
なかなか足を踏み入れられなかったからでした。
とはいえ、櫨が害木扱いされているのは、心が痛むことです。
私は思わず気分が沈んできました。
女性「アタシはね、バラが好きなの。」
庭を見渡すと、確かにいろんな種類のバラ苗が植えてありました。
どうやらバラのトゲは気にならないようです。
女性「だいぶ、つぼみが出来てきよるやろ?」
いとおしそうにバラを愛でる顔は、
さっきの櫨に対する時の顔と大違いです。別人です。
ますます私の気分も滅入ってきました。
女性「あの櫨の木のおかげで、
毎年いっつも若芽が出てくる。強いとやろね。
引っこ抜いてもしょっちゅう出てくるっちゃけん。」
ん?若芽?
私はハタと思い出しました。
以前、荒木製蝋さんから聞いた話ですが、
春に山へ行って、櫨の若い自生苗を採取して
台木にするという話です。
その若木は、ひょっとして来年の
接ぎ木用の台木になるかもしれません。
「その若い櫨苗、まだあるんですか?」と
私は聞きました。
(画像は私ん家の庭の白バラです。
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