松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

デスパレートな櫨たち その3

2007-05-23 19:33:36 | 復活奮闘日記
自宅の庭に野生化した櫨があるのも驚きでしたが、その櫨が憎しみの対象となっている事実にも驚きでした。

今まで庭の片隅にあった櫨が生き残っていたのは、
やはり崖っぷちにあったので、
なかなか足を踏み入れられなかったからでした。

とはいえ、櫨が害木扱いされているのは、心が痛むことです。
私は思わず気分が沈んできました。

女性「アタシはね、バラが好きなの。」
庭を見渡すと、確かにいろんな種類のバラ苗が植えてありました。
どうやらバラのトゲは気にならないようです。

女性「だいぶ、つぼみが出来てきよるやろ?」
いとおしそうにバラを愛でる顔は、
さっきの櫨に対する時の顔と大違いです。別人です。
ますます私の気分も滅入ってきました。

女性「あの櫨の木のおかげで、
毎年いっつも若芽が出てくる。強いとやろね。
引っこ抜いてもしょっちゅう出てくるっちゃけん。」

ん?若芽?
私はハタと思い出しました。
以前、荒木製蝋さんから聞いた話ですが、
春に山へ行って、櫨の若い自生苗を採取して
台木にするという話です。
その若木は、ひょっとして来年の
接ぎ木用の台木になるかもしれません。

「その若い櫨苗、まだあるんですか?」と
私は聞きました。

(画像は私ん家の庭の白バラです。
私もバラはキライじゃないんですよ。)

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