今日と明日、2回に分けて
櫨マケへの対処法を書きたいと思います。
江戸時代に櫨育成の指導者であった
高橋善蔵の著「窮民夜光の玉」の中で、
よく効く薬として以下のようなものをあげています。
------------引用
○生鰹を食べるとよい。また鰹節を煎じて飲むのもよい。
○しそ、みかんの皮の乾かしたもの、
香附子(はますげの根を乾燥した生薬)、
この三種類を等分に合わせ、
一匁にして普通に煎じて飲んでもよい。
○この二つの方法は『救民妙薬集』という本に出ている。
○また、はっかを煎じて患部を洗ってもよい。はっかは薬種草ともいう。
○また生そばの葉をすりつぶしてつけてもよい。
そばがらを煎じて患部を洗うのもよい。
○出かかったふきの根をつぶして、すりつけてもよい。
○栗の花を黒焼きにして、ごまの油で溶いてつけてもよい。
○また、塗物師のいうには、櫨にかぶれる者は櫨の実を黒焼きにして飲めば、
櫨にふれてもかぶれないというが、
これは根拠のあることなのか怪しいものである。
○櫨のかぶれは漆かぶれと同じことである。漆かぶれの薬を用いるとよい。
○また、大根のある季節には、おろし大根を患部にすりつけてもよい。
----------- 現代語訳 山田龍雄(農山漁村文化協会)
え~、これはあくまで江戸時代の民間療法です。
試してみたい方はどうぞ。
ただし、効くかどうかは不明ですよ。
それにしても昔の薬って、作るのが面倒ですね。
一番手軽なのは大根おろしを
患部にすりつけるって事でしょうが
私はまだ櫨マケしていないので
もし櫨マケしたら、それを試してみたいと思います。
ところで人間は病気やケガになっても、
ある程度は自然に治る「自然治癒力」を持っています。
江戸時代には薬局なんてありません。
当時の人々は、上記のように身の回りの植物などで対処しており、
櫨マケの特別高価な薬は必要なかったわけですから、
基本的に自分の中の「自然治癒力」によって
自然に回復するのを待ったのだと考えられます。
ま、世の中には櫨マケなんかより、
もっと深刻な病気がワンサカありますしね。
というわけで、明日は現代の櫨マケ対処法について
書きたいと思います。
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櫨マケへの対処法を書きたいと思います。
江戸時代に櫨育成の指導者であった
高橋善蔵の著「窮民夜光の玉」の中で、
よく効く薬として以下のようなものをあげています。
------------引用
○生鰹を食べるとよい。また鰹節を煎じて飲むのもよい。
○しそ、みかんの皮の乾かしたもの、
香附子(はますげの根を乾燥した生薬)、
この三種類を等分に合わせ、
一匁にして普通に煎じて飲んでもよい。
○この二つの方法は『救民妙薬集』という本に出ている。
○また、はっかを煎じて患部を洗ってもよい。はっかは薬種草ともいう。
○また生そばの葉をすりつぶしてつけてもよい。
そばがらを煎じて患部を洗うのもよい。
○出かかったふきの根をつぶして、すりつけてもよい。
○栗の花を黒焼きにして、ごまの油で溶いてつけてもよい。
○また、塗物師のいうには、櫨にかぶれる者は櫨の実を黒焼きにして飲めば、
櫨にふれてもかぶれないというが、
これは根拠のあることなのか怪しいものである。
○櫨のかぶれは漆かぶれと同じことである。漆かぶれの薬を用いるとよい。
○また、大根のある季節には、おろし大根を患部にすりつけてもよい。
----------- 現代語訳 山田龍雄(農山漁村文化協会)
え~、これはあくまで江戸時代の民間療法です。
試してみたい方はどうぞ。
ただし、効くかどうかは不明ですよ。
それにしても昔の薬って、作るのが面倒ですね。
一番手軽なのは大根おろしを
患部にすりつけるって事でしょうが
私はまだ櫨マケしていないので
もし櫨マケしたら、それを試してみたいと思います。
ところで人間は病気やケガになっても、
ある程度は自然に治る「自然治癒力」を持っています。
江戸時代には薬局なんてありません。
当時の人々は、上記のように身の回りの植物などで対処しており、
櫨マケの特別高価な薬は必要なかったわけですから、
基本的に自分の中の「自然治癒力」によって
自然に回復するのを待ったのだと考えられます。
ま、世の中には櫨マケなんかより、
もっと深刻な病気がワンサカありますしね。
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