松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

久留米井筒屋が来年2月に閉鎖

2008-08-12 20:32:29 | 復活奮闘日記
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 久留米井筒屋、来年2月で閉店
北九州市に本店を置く百貨店の井筒屋は12日、子会社を通じて運営する久留米井筒屋(福岡県久留米市)を来年2月末で閉店すると発表した。福岡市中心街や郊外の大型商業施設への顧客流出が響き、2008年2月期で約63億円の債務超過に陥っていた。(16:08)NIKKEI NET

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ああ、ウワサは以前からチラホラ出ていましたが、ついに正式に発表されました。久留米井筒屋は1936年に旭屋デパートとして開業し、67年に久留米井筒屋となった老舗百貨店です。これで久留米に残った百貨店は久留米岩田屋のみになってしまいました。

久留米井筒屋のある六ツ門付近は、以前は活気があり多くの買い物客で賑わっていましたが、ここしばらくは空き店舗が増え、閑古鳥が鳴いていました。地元の人も六ツ門を盛り上げようといろんな企画を出してイベントを行ったりしていましたが、
その六ツ門の芯である井筒屋が閉鎖するってのは、非常に残念なことです。

井筒屋の5F筑後文化村には、当委員会の商品もひと揃い置かせていただいています。

筑後文化村は筑後の産物を一堂に展示販売しているフロアで、井筒屋の中で、唯一コンセプトが際だってはっきりと出ており、筑後地方にはこんなにもいろんな工芸品や産物があるんだなと、筑後地方の良さを実感できる貴重なフロアです。

債務超過に陥った井筒屋が今の時代に適応できなかったと批判するのは簡単ですが、こうした筑後文化村の存在を考えた時、井筒屋自体もまた、筑後地方の産物であったわけですから、消えていくのは本当に寂しい限りです。

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