25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

あやしいことだらけ

2016年10月17日 | 社会・経済・政治

  「東京オリンピック開催」については、僕の場合、当初から反対であった。決定以前から日本には莫大な借金があることと、トンネルや橋の老朽化で、持続的に点検、メンテナンスをやり続けなければならないことが主な理由だった。

  先日も東京が停電となった。高経済成長の電ケーブルの老朽化かもしれないという意見がでている。そんなケーブルが1000kmあるという。東京電力がねをあげはじめている。原発処理でお金がかかり、政府に助けを頼んだ矢先のこの停電事故だった。弱り目に祟り目とはこのことだ。責任の所在もあきらかにせず、コントロールされていると嘘を付き 、それでも原発を再稼働するという発想は電力が独占事業だからだ。販売の自由化といえ、各地域の大手電力会社はいざとなれば電気料を値上げすればいいし、最後の頼みは国に、という構造が「甘えた 性格」や「横柄な態度」をつくるのだろう。

 鹿児島や新潟県の知事選挙の結果を見て、自民党も利権側につくだけでなく、小泉元首相のように、反省し、脱原発を図っていけないものか思う。

 日本の公共工事はメンテナンスの時代に入っている。なおもメンテナンスが増えるものはなるべくつくらない、という小池百合子知事の主張はよくわかる。本当は開催地から降りてしまえばどうか、と言いたいが 、いまからではそれは無理というものだろ。

 それでは次次回からはオリンピックはいつもギリシャで開催するようにしたらどうだろう。原発も、競技場も維持費がかかる。北海道ではどんどん鉄道路線が減っている。地震、台風列島の日本で、3兆円を越える工事など要るか。だれが考えたってわかる。わずか2週間のために、財政難で、年金抑制までしようとしたり、保育施設、保育士の質をあげたりすることもできず、オリンピック出場を目指す選手は、「いい環境でパフォーマンスしたい」などと宣う。どこかおかしいんじゃないの、それこそ、オリンピック後、ギリシャのニノ前になるんじゃないの、と思う。日本はで「隠デフレ」なんだから。物価目標2%を達成できず、資材、人件費の高騰で各競技施設建設費が膨れあがるというのも不思議なことだ。ここをどうして、詳細に公表しないのか。これもなんだか怪しい。


東京往復

2016年10月17日 | 日記

 東京まで車で片道、3回休憩をして、6時間半弱で、渋谷のスクランブル交差点近く駐車場に着いた。事務所の中から取り出すべきものをだし、一段落すると、隣のドトールコーヒー本店で、娘、孫人と細君とで、休憩した。孫息子は2ヶ月で、また成長しているように見えた。しばらく歓談し、再び、今度はそれを車に入れこまなければならない。骨格模型や、マッサージ用のモデルゴム人形、それ布団とかそんなものである。他にも片付けなければならないのはゴチャゴチャとある。

 駐車場にもどって、自分の車が出てくるまで時間が少しかかる。10時30分から翌朝8時30分までは無料だという。平時は、30分300円。車は40台入るという。こういうところにもデフレの現象がある。3年、4年前に、東京でセミナー会場を探すのに、困難した。高いのである。講習費に見合わなければならない。

 

 それが今では1時間180円からあり、頻繁に使われる時間帯でも1時間1000円というところが山とある。

 この時に、政府はデフレを脱却したと国会答弁していたが、日銀予測も物価2パーセント目標も全く到達できていない。都内の空き家はじきに20万件になるという。中国人も東京付近のマンションを買っている。爆買いに似た買い方だ。そんな話を思っていて、ここは安いですねお駐車場の男性に言うと、そんなこと言ってくれる客はめったいないね、といって、どうだ安いだろ、って顔をした。おそらく競争激化で苦々しいのだろう。

 車が出てきたのですぐに荷物を取りに戻った。全部入らないかもしれないと思っていたら全部入ってしまった。そのまま娘たちと別れ、また尾鷲に戻ったのだった。疲れるということなどなかった。おかげで、歌謡曲もおぼえた。家に着いたのは夜中の12時だった。11時半には着きたかったが、沼津のSAが満杯で、これに失敗した。しかし、懸念だったことがとれると一つの重荷もとれる。