南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

(^_-)-☆仕入れ価格

2012-11-21 22:32:39 | 病気

 1406 大学を出てすぐのころ、会社の購買の人が家を新築した、原料の価格で商社に便宜を図っているのではないかという噂が立ったことがある。その時、若かったこともあり、正義の味方としては、はっきりさせた方が本人のためになると思って、そういう事を言っている人がいるが、本当のところはどうですかと直接聞いた。本人は、誰がそういう噂を立てているのかと、逆に質問した。私は勿論誰と言わない。本人は「そんなことはない、実際に二社購買しているし、定期的な値下げはさせている」と、当然ながら、そういう返事だった。それ以上のことを聞けないので、その時はそれで終わりだったが、その人は親会社から来ていた人で一年後には会社からいなくなっていた。気まずい雰囲気でその間は付き合っていた。10歳年上の人だった。

 その時に、ある程度大きな会社では購買担当者を定期的に替えるのが普通だと教えられた。小さな会社ではそれは出来ないねと話したことがある。

 

 そういうたぐいの話に触れたのはその時限りだった。世間では、当たり前のようにある話だし、インドネシア人がどうのこうのでなく、日本人の方が悪質で計画的で巧妙な手口で色々な便宜を受けている人が多きことを、インドネシアで仕事を始めて、目の当たりにすることになってしまった。社長をしている時には、全く、醜い世界に触れることはなかった。

 一例である。その会社はほとんど独占的な仕事をしている。本当は相当な利益が上がるはずである。しかし、創業からずっと、ほんの少しの利益しか上げることが出来ないままである。社長本人の報酬が多いわけでもない、高級住宅に住んでいるわけでもない、しかし、酒と女性はほとんど中毒に近い。原料や資材の値下げの交渉をしないのです。逆に高い値を出す会社から調達しているのです。そうです。サプライヤーの交際費として、便宜を図ってもらっているのです。半端な金額では無い。

 長期でインドネシアの合弁会社のトップにいて、特に女性にだらしない人、日本に妻子がいながら、インドネシア人女性と結婚してしまっている人は、それほど多くないが、評判になりやすい。耳に入ってきやすい。インドネシア人の女性の身内は日本人が想像できないほど多い、なんだかんだとお金が必要になる。一人の女性では満足せず、何人も女性と交際する。自分が持てるのではない、金ずるになるおじさんとして持てるのです。

 そういう会社の他の日本人は、直ぐに交代させられる。インドネシア人の経理担当者も直ぐに入れかわる。

高級な家財道具や車やゴルフの費用、勿論、自分が家族などと旅をしたり飲食をしたりの費用も会社もちである。別宅に女性を住まわせて、女性のカギを渡さず、自分がその家にいない時には外からカギを掛けていたという信じられない話もある。その別宅の費用も社宅として会社負担にしていた。知らぬは本社ばかりなり、その人に任せている日本の本社の経営者は腰ぬけだと思う。だらしない、そういう会社の日本の本体は倒産してしまう例もあるが、インドネシアの会社はそのまま継続する例が多い。

 

日本での話ですが、私が自費で作ったサンプルをもみ消されたのも、品質や価格で負けない製品を提供されては都合が悪い人間がいたのでした。それを、同じ会社の社員が持ち込んだのでは、特定の会社に便宜を図り、その見返りをえていた当事者としては、とんでもない話だったのです。

そういう人は身の回りの人に対して、警戒心が異常なほど強いのです。外部から送り込まれた人に対して排除本能が活発になるのです。そういう事を、社長を止めて技術一本でインドネシアに来た私は始めて知ったのでした。世間知らずだったのでした。

 

 朝 家から出る時にこんな風景を見る、最近賑やかくなってきた。

 

夕方、会社から出るとこんな風景を見る。バイクの連中はプラスチックのシートを被っている。

 

ブカシ県警察より入り入った情報です。

日時 :              20121122日 木曜日

目的場所:         ジャカルタ インドネシア国民評議会会場ならびに大統領府

予想参加者数:    チカラン・ブカシより一万人程度

集合場所:           Kalbe FarmaEJIP- デルタシリコン交差点)前

集合時間:           午前730

要求内容:           アウトソーシングの撤廃、低賃金拒否

                                          福利厚生制度の2014年実施

                                          年金制度の2015年実施

 

不都合 警戒 止められない

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