今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

冬の味・ぶり大根

2011年11月08日 | 今日の料理

ブリ大根、居酒屋のメニューでよく見かけるが、家で作っても、その家庭の味があってよいものではないだろうか?男が作っても良い、父の味にしても良いと思う程、それぞれ作り手の味が表現されるのがこのぶり大根ではないだろうか?
生姜を効かけせたり、針生姜を乗せたり、酒を効かしたり、甘くしたり、徹底的に強火で手早く煮込んだり、おでんの様に汁気を多くして弱火で味の対流を起こして大根にダシを染み込ませたり、いろいろな味があっていいと思うんだ。
よく家庭で、味が一定していないのは、お母さんが疲れていたりすると、味が濃くなったりする(生まれた土地や育った環境で元々味が濃い人もいるが)、それが家の味だ。

今回、ふと超久しぶりに作りたくなって、大根を薄く切って(こうすると火のとおりや染み込みが早い)、自分はおでんの様に汁があるのがキレがあって好きだから、(現代っ子なので辛い煮物が好きではなくて)、汁を多くしてコトコトと煮てみた。
少し、時間はかかったが、これでビールや日本酒の天狗舞や菊姫・八海山・十四代なんかでぐいっといきたいなと思った。

ちょっと汁が多過ぎたかな。大根は噛むとブシュっという感じに、口中にダシ汁が飛び出すぐらいジューシーなんだけれど、ブリの身の旨味が、全部ダシ汁に出ちゃった。フレンチみたいにいったん出せば良かったのかな?そこをに気を付けて次回作ろうと思う。
コメント
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