今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

蕪の葉

2020年01月30日 | 素材
(近年オレンジ色の文字はリンクで)

蕪が手に入ったが、蕪の葉って直ぐ黄色くなる。
なので早めに処理をしようと、実=肺軸の部分から離して処理をしてしまおう。
実はキッチンペーパーや新聞紙等に包んで冷蔵庫へ

・実を煮物用にするなら、少し頭の上を切って(写真左奥)
葉だけ使う場合は茎から(手前)・・・茎と実の間は流石に洗えなそうだし第一硬い

ボウルの中とかでサッと洗ってから使う。

塩もみに

色々調べてみたが、やはり塩もみ(漬け)にする事が多いが、よく洗えば生からでもいけらしいが(うちは基本よく洗って生だったけれどね)、今日は一段と寒いし、一応シャキシャキ感が失われない程、サッと湯通しをしておこうかなって。

お湯に少しくぐらす。

大量だったので茎をメインに、葉は別の事に使おうかな・・・。

直ぐ冷水に取って洗ってあら熱を取り、よく水を切る。

結構砂が残ったな~・・・

刻んだ状態で塩を適量(薄めに
味をみてみると漬かった状態でなくてもある程度は解かるハズ、カケル2.3倍ぐらいの塩気になるのではないかと私は観ているのだが・・・?
薄い分には後で醤油でも塩でも足せるが、濃いともうね・・・塩抜きとか又すると栄養価も損なわれそうだし、折角の素材が、かわいそう。

アレンジは
・昆布とかダシ
・鷹の爪(←あまり辛いのもちょっと・・・)
・柚子の皮
等etc・・・色々あるが好みで、俺は基本の塩だけの薄味が1番万人受けしてモメ無いんじゃないか?って思っている。
薄ければ各自が足せばいいし。

冒頭の撮影用(煮る場合用の説明)に使った蕪もスライスして入れてみた。
(逆に葉だけ使う場合の蕪の実が付いてくる所は流石に洗いきれなさそうなので使わなかった、硬いし)


余った葉側で・・・

先程湯通しをした湯に塩を入れ、

今度はクタっとするまで茹でて、

又冷水に取って色止めをする。

①よりもよく水気を絞って(クタっと茹でるとこんなに少なくなる)

ミキサーカップに入れ、水を少し入れて
注:水を入れてから茹で汁の上澄み(←砂が底に沈んでいるから)でもいいのかもしれないが、プラスチックが溶けないように。
(まあ水が無難か)

ミキサーにかけて翡翠担々麺的なペーストに。

ミキサーの中の半量を今回は塩とオリーブオイルと混ぜて
敢えて玉子を入れない生地に挑戦
※あんまりペーストを入れ過ぎると水気が絞ったとしても出て製麺しヅライ。

生地に
(もし粉が足りなそうなら足して。多少味は変わるが多少だ、最初は恐れずにやってみるべし!!)
何回か作れれば手で触っていて、あ、これは出来るって解かるし逆にやらないと忘れていく
※玩具みたいな製麺機にかけている段階で乾燥したり水分が抜けたりコシが出たりして製麺出来る!!

ちょっと難しかったけれど製麺して今回はヌイユ的30分ぐらい軽く乾して使おうっと

ちょっと下手だけれど、家で食べるんだしいっか。。。

湯通しをした茹で汁の上澄み「だけ」をソっと濾す

底に少し茹で汁を残して砂を入れないようにする、やはり網目が細かくても通り抜けてしまいそうだから。

余りものでパスタソースを作るが、先程濾した茹で汁で伸ばす。

先程濾した茹で汁で麺を茹で始め、麺の厚さにもよるが薄い麺なら2分前後でアルデンテに。

もっとドロっとさせたいから乳化させたソースが未完成の段階で麺の茹で汁も

蕪の葉の翡翠パスタ
具は・・・、
・椎茸
・ニンニク
・鷹の爪少な目(4切れぐらい)
・八百屋さんで買ってきた塩辛過ぎて食べられん糠漬け大根を微塵切りにしてソースの中で煮出してそれを塩気に
勿論、味を整える為に、塩・胡椒も最後に少々)

悔しい話だが、過去一、で美味しかった・・・
解かったわ、パスタやピッツアってニンニクなり、チーズなり、
糠漬けや漬物の発酵なり旨味成分が、粉物にはかなり有効なんだなーって、いつかやってみよう、やってみようと思っていて怖くて二の足を踏んでいたんだ)


余ったペーストで

半量残しておいた蕪の葉ペーストに牛乳を入れ

コツは最後にもう一度牛乳を入れ、ミキサーカップに残ったペーストも余すところなく流し切ること。

サッと湯通しした茹で汁の上澄み(←砂が入らないように)を入れてもいいだろう。

写真は濾す前の段階だったので鍋が違う!!

塩味を付けるのだが、塩もみ漬けで出てきた蕪風味の水分を入れて
(実が入らないように注意して!!、濾すといいのかもしれないが流石にそこまでは面倒だったので)

塩、好みで胡椒も入れ味付けして。
塩だけの方がスッキリして美味しかったかな・・・胡椒も入れるとなんか出来損ないのフレンチみたいな味に近くなった)

薄くしておく事にこしたことはない、足りなければ塩を各個人が入れればいい話、それが1番モメない。

繊維タップリのポタージュに。

まあ良いんじゃないでしょうか。

流石に塩もみは翌日食べたが(葉の部分は漬いていた)、ビニール袋で揉めば早いのは知っているが、これでビニールを1つ使って地球を傷付けたくないから・・・


塩味を付けていない「おかゆ」に乗せたらウメー

最初、塩もみ以外に何か無いかな?って調べていると、どうも蕪の葉は繊維が多いので細かく刻んで使う人が多かった
油炒めは野菜にあるアクの苦味が少し引き立つのであまり好きではないし)
その究極が高齢者とか幼な子が身体に良いポタージュなんだろうけれど・・・(そこから麺やパンの生地に使えるな~って)、
それを観た時に、やはり蕪の葉って細かくする事が便利なんだなーって気がした。

蕪の味噌汁と冷や飯(私は出来る限りレンチンしないから)に塩もみ(なるべく葉)を混ぜて菜飯。

菜飯に味噌汁の蕪を乗せて潰しながら食べると、旨味が立ってくるというか、たまらない美味しさだった。

(蕪の味噌汁の場合は少し塩気というか全体的にアタック感を増した方が良いかもな・・・そうするとダシもなぁ)