今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

麺やトッピングの種類を変えると印象って変わるのなー。

2021年12月23日 | 飲食業
あまり外で麺食はしない方なのだが(最近蕎麦屋でうどんを出してくれるので、今まで極度の蕎麦アレルギーで行けなかった分、行くようになったが)、先日どうしても(一族が好む)「万世のパーコー麺」が食べたくなって行ったら偶々(時間的に)やっていなくて・・・結局探し回って、そうだ、「揚州商人」ならパーコー麺があるよなーって。
以前から渋谷で3種類の麺が択べるというシステムが何年も凄い気になっていたので久しぶりに行ってみる事に。
説明書きを読むと・・・
日本人は加水率多目のツルツル・モチモチ・シコシコの多加水麺を好む。
中国人は加水率低めのプツっと切れ味の良い麺を好む。
と書かれていて、(へ~、そうなのか!!、日本人は「うどん」造りとかが影響しているのか?と少し考えてもみたが・・・四方を海に囲まれているし湿度とか乾燥度合いの影響もあるのだろうなーって・・・
そういえば、以前加水率「超」低めの麺作りに挑戦をして近年オレンジ色はリンクのルール)、なんか上手く感覚を掴めなかったな~って事を思い出しつつ、今回は中華っぽく細麺の「柳麺」を。
スープや気分によって、変えられるシステムって、麺食を飽きさせないパスタやショートパスタに似ているなーって。
以前、スターボウで作るダリアのカタチのパスタを作ったが、その時、現存するパスタの種類だけでも600種類以上あると学べたので(現存していないパスタを入れると一体いくつあるんだよ?)、
私達、粒食文化圏のオカズや汁・炊き方等を変える比較的カタチを変えない文化とは違い、
小麦文化はカタチを変える文化なのだな~って改めて沁々と考えさせられた。
「違い」がある事はこういう発見を体感出来てオモシロイ!!!)

その後、ワリと直ぐに神保町2にも書き足したが、
加水率56%の超多加水麺を使った「きたかた」というお店へ行く機会があったので、本当は「仙臺」のポークカレーかキジカレー・「南海の定食」を食べようか?迷って行ったのだが、どうしても加水率の違いを「明確に」掴みたかったので自身の欲求は抑え、試してみた。

麺を食べつつ超多加水を『何度も』確かめながら、確かに「喜多方ラーメン」ってツルツル・シコシコ・モチモチの多加水麺だからこその「太さ」だよなと今更確認。
確かに、スープの吸い方とか絡み方?が、柳麺と超多加水麺・更に自身が作ってなんかイマイチだった超低加水率の麺と比較をしてみると、いくらスープの味が違えど、印象の違いというモノが確かにあった。
(勿論、自分のはダメだけれど)
少しは比較する目だけではなく『複眼』を持てたかな???
こうやって麺を変えて変化を付ける「商い」の仕方もあるのだなぁ~
トッピングもだけれど。

「オマケ」
朝から何も食べていなかったので(オペ後からその方が具合がいいんだ)チャーシューの切ったものが乗った丼を頼んだが、タッパに沢山浮かべたタレに漬けておいた卵黄を匙か何かで拾ってサッと乗せる速さには驚いたなー


コメント
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