今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

余った「おでん」のツユで肉じゃが

2018年03月17日 | 今日の料理
おでんのおつゆが余っていたので

お肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモを炒め、

水と割って鍋に入れ、沸騰したら灰汁を取り
本当は灰汁を取ってから味付けだけれど、
・最初から味が付いている事と、
・おでんつゆの灰汁をとりたいのと、
・足される分量が解らないと嫌なので

まとめてから灰汁を取って、味を整えた)、

落し蓋をし煮て、にくじゃがに。(現代の肉じゃがはもっと水分が多くて粉をふかせないのだが・・・)

冷めたら、一食分づつレンチンしてでも野菜を摂取。イギリスの海軍カレーからインスパイアされ派生した(日本の)「肉じゃが」だが、やっぱり美味しい~。
ちょっとだけ、おでんの風味がするけれど、まあ、ダシが勿体無いので・・・)

冷める過程で味がかなり入るのと、ダシが強い場合は、味を強く感じるので、塩分を少し少なめにが丁度良いだろう!!
出来上がりの味と、数分後実際に食べる味かなり違う

薄味の方が野菜をいっぱい摂取出来るし!!

味について、ドイツの心理学者へニングは、
「甘い」「塩辛い」「酸っぱい」「苦い」の4つの味の混合で全て表現出来ると提唱しているが、
現代ではこれに「辛い」「渋い」を混ぜた方がより味を表現するのに実感出来ると言われており、
二味以上~全部が混ざった味の中に「旨味」が表れると言われるが、
それ以上に科学(化学)的には分析出来ない「旨味の隠し味」が存在し、その代表格が煮物や肉じゃがに代表される日本の「煮染め料理」であると言われる。

煮て染めるのが「煮染め料理」

日本の家庭料理的な味や、大衆的な料理の殆どは、この醤油と(酒・みりん等のetcと)ダシで出来てしまうんだなーって、改めて実感出来た。
しかも身体に良いし、白メシに合う!!!

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