エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬枯れの街へ・・・美味いものを食い風景を愛でよ

2011年01月02日 | ポエム
上野のお山から見える「スカイ・ツリー」の雄姿である。



西郷さんの辺りから良く見えるのである。



上野の名店「伊豆栄 梅川亭」はウナギを食わせる。

秋は紅葉、春は桜・・・。
四季折々に食欲と眼福を提供してくれる。

とりわけここの個室は「雪見窓」からの景色が素敵なのである。





        冬枯れの街へ


      冬枯れの街に出でよ
      肌の暖かさを思い起こせよ
      体が温もりの極致であると知れよ
      言葉の暖かさがほのほを起こすと知れよ
      言葉を交わし肌に触れることが愛の始まりだと知れよ

      冬枯れの街は一人では歩くな
      必ず寄り添って歩くのだと知れ

      冬枯れの街は裏切らないと知れ
      冬枯れの街は厳しい寒気の充満したカプセルだと知れ
      冬枯れの街を楽しむことが肝要だと知れ
      冬枯れの街に出でよ

      冬枯れの街に出でよ
      美味きものを食し
      しかして
      愛を育めよ







この名店は、上野大仏の隣りにあって眼下に精養軒のビルを望む場所にある。



上野大仏のお顔である。
上品なお顔であり、穏やかに目を細めておられる。

この大仏のお隣に伊豆栄はある。
まさに上野寛永寺の境内と同一敷地内なのであって、風景に馴染むよう茶店風に瀟洒な設(しつら)えになっているのである。







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                     荒野人