エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

おっぺ川の冬の贈り物・・・越辺川のワタりの白鳥

2011年01月27日 | 日記
おっぺ川・・・耳に響く語感は、まるで北海道の地名のような、アイヌの呼称のようである。
しかしながら、れっきとした埼玉県川島町を流れる川の名前である。
川越街道を下り、川越市を過ぎてしばらく進むと川島町に至るのである。

このおっぺ川に、ワタリの白鳥が飛来する地点があるのだ。
多くても100羽を超える数であるけれども、なんとも嬉しく楽しいお客様である。



河原に下りる直前に看板が出ているのだけれど、餌をまき白鳥が水面を駆けてくる様を写真に撮りたいとする「不心得者」が多いのだと聞く。
残念である。

川島町は、鳥ウイルス騒動以降「餌づけ」はしていないのだそうである。
それはそれで一つの見識である。



土手の上から望むと白鳥が少しだけ見えた。



河原まで降りると、感動する。
野生の白鳥が、鴨とともに水面を滑っている。

しかも「ワタリ」の白鳥である。



竹林の手前で遊んでいる。





なんたる白さであろうか。
水に映る姿は優雅である。

ここのはきっと、餌となる小魚が多いのであろう。
また周辺にはドジョウなどのえさも豊富なのであろう。



胸を張って愛嬌をふりまいてくれた。
それにしても、なんたる堅牢な身体であろうか。



集団で遊ぶ姿は、えも言われぬ風情がある。



切り取る角度で「白鳥の湖」のようにも見える。
しかし、ここは川である。

越辺川と飯盛川の合流付近にこの場所はある。


お問い合わせは
  川島町役場
   〒350-0192 埼玉県比企郡川島町大字平沼1175
   電話:049-297-1811  ファックス:049-297-6058
にどうぞ。


川島町のホームページでは、駐車場は無い!とあるけれども、土手下も工業団地の一画に臨時駐車場がある。
車で出かけてもOKである。
ただし、駐車のスペースは狭い。

工業団地内の「三井精機工業」裏門辺りである。
なお、三井精機工業のホームページでは「白鳥便り」を掲載している。

この白鳥たちは、シベリアから来たのである。
鳥インフルエンザの罹患のおそれはあるとしつつも「ワタリ」の美学は確認したいのである。
生命の営みこそが、イキモノの美学であるからだ。

優しく、静かに見守りたいものである。








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                     荒野人