エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

晩秋・・・メランコリー

2012年12月02日 | ポエム
晩秋はメランコリーな気分になる。
肌寒く、身が縮こまって行く。

背筋がなんだかピンっと伸びない。
人の身の丈を指し示す季節なのかもしれない。



晩秋は、とりわけて別れと出会いの季節でもある。
かくいう、ぼくもそうだった。



母との別れも秋だった。
コスモスが揺れながら母を迎えに来た。



一つの愛の終わりが、かつてあった。
追憶の彼方である。







「舞い来る想い載せたるこの一葉」




「冬ざれの儚なき夢の過ぎ去りぬ」







今日は、何故かメランコリーな気分である。



人と会いたい気分である。



         荒 野人