エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

薄氷・・・うすらいの

2012年12月21日 | ポエム
午前中、早い時間に近所の池に行くと「薄氷」が張っている。
「うすらい」である。

淡く脆い。
陽が差し込めば、忽ち溶けていく。

古人は、そのあやうさや脆さに「儚さ」を見て執ったに違いない。
美しい冬の季語である。







「薄氷の儚く溶ける池の端」







午前中の早い時間、時々みかける薄氷である。
今頃なら、その氷の上に紅葉の枯葉が載っていたりする。



公園の一画にある桜の木の枝。
蕾が・・・。

小さく硬い。
身を縮こませている。
じっと待つ、春の予感に心が踊る。

日本の四季は、美しく、麗しい。



       荒 野人

追伸:今日は朝から忙しい。内容は少なめである。
だがしかし、冬の時間を感じ取ったのである。