エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

時雨るるか

2012年12月04日 | ポエム
初冬。



朝から時雨が来て、やがて激しく屋根を叩いた。
これはもう時雨では無く、霰混じりのような大雨である。



秋は出会いと別れの辻である。







「時雨たるさよならだけのメールかな」







今日は、この一句だけ記しておこうと思う。
内なる思いは、桜島の噴煙よりも高く、迸る純情の熱さで燃え尽きてしまった。

と・・・ある新人賞へ挑戦しようと思って句を選んでいる。
かつて、句と出会っていなかった時代の思いが沸々と湧いてきた。

そして、淋しくなってきた。
審査される先達に伝わるだろうか。



          荒 野人