茶の花。
清廉潔白な花である。
一昨日、久しぶりに従弟と会った。
いつものファミレスである。

このファミレスの道路一つ隔てた所は、田柄用水跡地。
公園になっている。
今は、枯葉に埋まっている。
田柄用水と言いながら、場所としては石神井なのである。
ここで出会うのは、ファミレスが丁度二人の家の中間地点である・・・というのが大義名分。
実は我が家がかなりそのファミレスに近い。
二人の年齢分、従弟が配慮してくれているのである。

出会った理由は二つ。
久しぶりに顔を合わせて近況を知らせ合う事。
もう一つは、義兄から二人に、かなりお高い「汁の素」と新鮮な鶏卵が届き、その分配の為である。
しばらく話をした。
楽しい時間である。
孫の話。
選挙の話もした。
他愛無い話である。
従弟とは、ここで出会った後には写真を撮りに出かける事が多い。
石神井公園も近いのである。

冬の陽は落ちるのも早い。
それに寒さもきついのである。
田柄用水跡地に足を運んだ。
小さな小さな茶の花が咲いていた。

「茶の花の小さき花びら小さき実」

茶の実も小さい。
可憐である。
茶の花と言いながら、茶室には生けられない。
禁花である。
花がポトンと落ちるからであろう。
ぼくが、俳句を始めて2カ月程たったころ「茶の花は静かに座り零れおる」という句を投句した。
それなりに評価されたけれど、今読み直してみると大したことは無い。
初心者の句である。
キチンと茶の花と向かい合っていない。
茶の花は、そもそも最初から寡黙で静かである。
静かであると表現する必要はない。
そこからして未熟である。
学ぼう!
もっと、キチンと対象と向かい合おうと思っているのである。
荒 野人
清廉潔白な花である。
一昨日、久しぶりに従弟と会った。
いつものファミレスである。

このファミレスの道路一つ隔てた所は、田柄用水跡地。
公園になっている。
今は、枯葉に埋まっている。
田柄用水と言いながら、場所としては石神井なのである。
ここで出会うのは、ファミレスが丁度二人の家の中間地点である・・・というのが大義名分。
実は我が家がかなりそのファミレスに近い。
二人の年齢分、従弟が配慮してくれているのである。

出会った理由は二つ。
久しぶりに顔を合わせて近況を知らせ合う事。
もう一つは、義兄から二人に、かなりお高い「汁の素」と新鮮な鶏卵が届き、その分配の為である。
しばらく話をした。
楽しい時間である。
孫の話。
選挙の話もした。
他愛無い話である。
従弟とは、ここで出会った後には写真を撮りに出かける事が多い。
石神井公園も近いのである。

冬の陽は落ちるのも早い。
それに寒さもきついのである。
田柄用水跡地に足を運んだ。
小さな小さな茶の花が咲いていた。

「茶の花の小さき花びら小さき実」

茶の実も小さい。
可憐である。
茶の花と言いながら、茶室には生けられない。
禁花である。
花がポトンと落ちるからであろう。
ぼくが、俳句を始めて2カ月程たったころ「茶の花は静かに座り零れおる」という句を投句した。
それなりに評価されたけれど、今読み直してみると大したことは無い。
初心者の句である。
キチンと茶の花と向かい合っていない。
茶の花は、そもそも最初から寡黙で静かである。
静かであると表現する必要はない。
そこからして未熟である。
学ぼう!
もっと、キチンと対象と向かい合おうと思っているのである。
荒 野人