エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

句会の後

2012年12月07日 | ポエム
昨日は、合同句会があった。
それは既に昨日お知らせした。

有意義であって、真摯な句会であった。
一人3句提出し、集まった句を「清記」する。
ランダムに並び、誰の句なのかは分からないようにするのである。

参加者は21人であるから、計63句が一枚の紙に並んでいる。
句会参加者は、その63句の中から3句を選ぶのである。
選ばれると誇らしいけれど、選ばれないとガッカリするけれどその理由を自分で分析し、更なる向上の糧とする。
俳句は「座の文学」だとするけれど、その面目躍如である。

句会で句が磨かれ、句力が向上する。
本当である。

だがしかし、今日は俳句を詠もうとする意欲が湧かない。
無遠慮な句会構成員がいて、その人との関係に疲れてしまっている。
その女性、言葉使いが無神経だし、人の気持ちを忖度する神経にかなり欠ける。

ぼくも人の評価に耐えるほど「立派」ではないけれど・・・。
だが、嫌なものは嫌なのである。
その女性、無礼そのものである。
今までも随分我慢をしてきたけれど、昨日はぼくも堪え切れず大声を張り上げてしまった。

句会の後の「お茶」をしている時の出来事であった。

ぼく自身は、二つの句が評価された。
嬉しかったし、今後の句作への意欲も高まった。

けれど、その意欲に水を差すかのごときその女性の言葉の無神経さであった。
今日は句を詠まないつもりである。
少しだけ、俳句を離れる時間が必要かもしれない。
1日か二日・・・。

天気が良かったら、写真だけ撮りに出かけようと思う。
今日は文字だけのブログである。
ブログを始めて以来、始めての事である。

意欲が失せる、その悲しさを実感している。
もっと言えば、ぼくは、くだらない人間である。


「落ち葉掃くまた掃くのかと問いにけり」


「にび色の彼方から来る時雨かな」


以上二つの句が、皆さんから評価されたのであった。



        荒 野人