エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山茶花と枇杷

2012年12月20日 | ポエム
山茶花と枇杷の花が咲き誇る季節である。
冬の只中にあるのだ。







「山茶花の散りし花びら妖しかり」



「父を呼ぶ声弾みおり枇杷の花」







山茶花は正しく冬である。
だがしかし、その可憐ともいうべき淡いピンク、純粋な白、あるいはそのグラデーション。
冬の色彩の中では、鮮烈である。



枇杷の花も、冬の只中にある。

昨日、近所を歩いていたら、馬酔木の蕾と三椏の蕾に出会った。
気持ちがほっこりしたのであった。

自然は、冬の真っただ中にあって春の兆しを準備している。
逞しい。



赤味が増しつつあるのだ。
馬酔木である。



ピンクの山茶花の花弁は妖しい。
且つ、悩ましい。



ワタリの鴨が「ひなたぼこ」をしていた。
冷たい風を避けて、気持ちよさそうであった。

そうそうあくまでも個人的な事柄であるけれど、今日、単焦点の交換レンズを買い求めた。
1.8の明るいレンズである。
試しにクリスマスの飾りを撮ってみた。



うん、良い!
今後は、ポートレートやぼかしを効かせたい被写体にはこのレンズである。



         荒 野人