総選挙から一夜が明けた。
目の前に拡がっているのは、枯野である。
しかも、夢の跡である。
夢の後では無いのである。
後ではなく跡であるのだ。
笑うしかない。
自らの愚かさにである。
政治に期待を賭けてはいけないのであることを、思い知った。
さて、政局に関する感想はここまで。
総選挙の翌日、寒く且つ時雨の日であった。
目の前に雪女が現れたのであった。

「輝ける肌に触れたし雪女」

こうした感慨は、愛おしい。
大事にしたい感覚である。
主宰に問うたら言われるであろう。
「野人!愛の歌を詠むのはまだ早いぞ!!」
然り!
然り!
である。
けれど感性だけは失わないように、詠む事は許して欲しい。
まだ失いたくないのである。
万象を見つめる視線は、瑞瑞しいものであり続けたい。

収穫されないまま、柿が小鳥たちに啄ばまれている。
今日の写真は、ローズ・ヒップの小さな赤い実と、収穫されず放置されている柿の実である。
ぼくに残された期間、俳句の収穫はあるのだろうか。
倒れるのが俳句の径すがらであってもだ。
荒 野人
目の前に拡がっているのは、枯野である。
しかも、夢の跡である。
夢の後では無いのである。
後ではなく跡であるのだ。
笑うしかない。
自らの愚かさにである。
政治に期待を賭けてはいけないのであることを、思い知った。
さて、政局に関する感想はここまで。
総選挙の翌日、寒く且つ時雨の日であった。
目の前に雪女が現れたのであった。

「輝ける肌に触れたし雪女」

こうした感慨は、愛おしい。
大事にしたい感覚である。
主宰に問うたら言われるであろう。
「野人!愛の歌を詠むのはまだ早いぞ!!」
然り!
然り!
である。
けれど感性だけは失わないように、詠む事は許して欲しい。
まだ失いたくないのである。
万象を見つめる視線は、瑞瑞しいものであり続けたい。

収穫されないまま、柿が小鳥たちに啄ばまれている。
今日の写真は、ローズ・ヒップの小さな赤い実と、収穫されず放置されている柿の実である。
ぼくに残された期間、俳句の収穫はあるのだろうか。
倒れるのが俳句の径すがらであってもだ。
荒 野人