エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

横浜中華街

2012年12月29日 | ポエム
横浜中華街には、異国で生きてきた人々の歴史が凝縮して詰まっている。
異邦人扱いされ、だがしかし懸命に生きてきて定着した在日中国人。
いま、尖閣を巡る祖国と、日本との外交的軋轢をどう見ているのだろうか・・・。

だが、横浜中華街がワンダーランドである事は言を俟たない。
国際国家日本の面目を多いに発揮すべき場所である。
中国のように、日本バッシングをして日本系企業や商店を打ち壊したり不買運動を煽ったり、日本人を襲て怪我させたり、果ては国際的な約束事すら平然と破る。
文化交流すらドタキャンしたり、スポーツの国際大会で日本選手団の入国を拒否して平然としている中国政府の感覚。

ぼくには理解できない。
中華街の在日中国人に同じような扱いをしてはならないのである。
だがしかし、同じように出来たらどんなにスッキリするのだろう等と考える自分に気づく事があって慄然とする。

様々な事を考えさせられた横浜港のディナー・クルーズであった。



いまは昔の物語である。



これは1930年代である。



鬻ぐ品数も飛躍的に増えているのだと思う。
ぼくの記憶でも、かつては中華レストランが主役であった。



いまは、雑貨品の店も多いのである。



美味しそうにディスプレイされている。
これこそが中華街である。







「冴え返る夜空の下で喰い歩く」



「港町異国楽しむ年の暮れ」







約0.2平方キロのエリア内に500店以上の店舗があり、日本最大かつ東アジア最大の中華街となっているのである。



もちろん、一般の人々の生活もある。
従って、八百屋もあったりするのである。



来年の春節は2月10日である。
旧暦の元旦である。

獅子舞を見に出かけてみると楽しいはずである。
とまれ、異国情緒たっぷりの横浜中華街である。



     荒 野人