エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬の雲へ

2012年12月03日 | ポエム
冬の雲は、たいがい不鮮明である。
だがしかし、気温の低下に合わせるように徐々に見応えある様になって行く。



ボワーンとした印象の昼前の雲。
けれども、段々に纏まって密度を濃くして行く。



雲の流れる様は生々流転であると、以前に書いた記憶がある。
正にそうなのである。







「雲生れ生れる刻の風の花」







夕方、プップップッと雲が輩出されて空を彩った。
冬夕焼けである。



     荒 野人