エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

新しい年

2016年01月04日 | ポエム
新しい酒は、新しい皮袋に入れようではないか・・・。
そうは言っても、野人は野人であって変わりようもない。

だがしかし、昨年の手術によって新しく生まれ変わったのは事実だと思う。
俳句も変わるのかもしれない!
生死の境を彷徨ったのであった。

生きることの意味の深さは、例えようもないのである。

新しい年の三が日は、とてつもなく暖かかった。
加えて、今日もまた三が日をしのぐ暖かさであった。



ぼくは公園を彷徨いつつ、カフェで今日詠んだ俳句の推敲作業を行った。
夕焼を見に出掛けた帰りである。







「耳たぶの柔かき女初夕焼」







初夕焼である。
昨日の夕焼より、少しばかり発色が悪い。

そうである・・・。
雲一つない晴れ、なのである。
夕陽のスクリーンが、全くないからである。

この暖かさは、やはり温暖化がなせる業であろうか?
おそろしい、ではないか。



       荒 野人