エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水仙

2016年01月30日 | ポエム
日本水仙は、丸く白い花弁が黄色の蕊を包んでいる。



誠に洗練された花であると思うのである。



いま、見頃を迎える花である。
けれど、残念なのは過日の大雪で茎が薙ぎ倒されてしまっている。

5分咲きなのに、花がもう終り・・・そんな印象を持ってしまう。
残念である。

東京や東京近郊の水仙の名所では、これからが水仙祭である筈なのに・・・である。







「野にありてそっと水仙目覚めつつ」







いま、強く匂うのはこの水仙である。
「ペーパーホワイト」という。

いかにも、白さが際立つ水仙である。



ペーパー細工のように、繊細に咲きつつ匂う。
匂い立っているのである。



     荒 野人