エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枯木立

2016年01月18日 | ポエム
誠に寒い。
いまは、寒中。
寒中らしい寒さであって、そのこと自体驚く事でもない。

枯木立が凍えている。



そのように見える。
だがしかし、昼前は比較的暖かかった。

人はその暖かさに誘われるかのように、表に出てくる。
その様は、人が太陽の子であると思わせる。



思い思いに歩く。
歩く・・・その行為が人である。



ぼくは、定点観測のベンチで時間を過ごす。







「枯木立ゆったり流るフルートの音」







何処からか、フルートが聞こえて来た。
練習曲が吹かれている。



豊かな昼下がりである。
けれども午後、気温が急激に下がり続けている。

明日は、雪の予報が出ている。
もし雪が降ったなら、六義園に出かけてみたい・・・。
雪の六義園は、すてきである。



     荒 野人