エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

川越の喜多院

2016年01月09日 | ポエム
昨日のことである。
突然・・・それこそ突然何の前触れもなく川越の喜多院に向かった。
予報に反して、比較的温かな陽射しに誘われたのであった。



境内は、散閑としている。
してはいるけれど、まだ屋台が境内を埋め尽くしていた。

喜多院は、大きな寺院である。
徳川家との縁も深い。



寺院を取り巻く「お堀」も深く広い。
一部が残っているから、喜多院に出かけたら必ず見学して欲しいものである。



本堂では、護摩を焚いて読経が行われている。
善男善女が手を合わせてひたすらに祈っているのであった。
敬虔な且つ厳かな気比が満ちている。

さすがは古刹である。



ぼくは「御籤」を引いた。
「凶」であった。
従って、社務所で「身代御守」を買い求めたのであった。

効果があることを期待したい、ものである。
その効能がささやかでも良いのだ。

その後、ぼくは五百羅漢に詣でた。
喜多院と云えば、五百羅漢である。



見事に苔むした羅漢様たちである。



ひそひそ話の羅漢様。
越を揉ませている羅漢様・・・いや揉んでいる羅漢様もおられる。







「初詣五百羅漢の話し声」







五百人もおられれば、不埒な羅漢様もおられる。
人間臭くて、それが楽しいのである。

参観料は、二百円。
喜多院の宝物と一緒の券は、別料金である。
毎日通っても良いかな?



     荒 野人