エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

花筏

2016年04月06日 | ポエム
誠に美しい言葉である。
心象風景から入って、具象的な現象を見事に捉えているではないか。

花筏・・・。
はないかだ・・・。

花吹雪の所産である。
花散しの所産である。



花の間にまに、流れゆく花筏が見える。
それだけで心が豊かに膨らんで来る。

それが花の季節である。







「釣人の休める堰や花筏」







散り行く桜を愛おしむ。
そんな日本人の優しさが、改めて美しいと思う。



     荒 野人