エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

言い訳である!

2016年04月10日 | ポエム
言い訳である。
実は、水曜日から風邪気味で思考がはっきりとしない。
このところブログの更新に気が向かなかった、のである。

正しく、言い訳なのである。
いま、外出をすると稀代に溢れる街がある。

少しばかり、体調が戻っては外出する。
疲れる!
床に滑り込む。
体調が戻る。
外出する。

そんな毎日の繰り返しであった。



八日に、ヨナス・カウフマンの忘れな草をお聴き頂いた。
素晴らしい歌声であった。
今日は、プラシド・ドミンゴとアンドレア・ボッチェリでお聴き頂こうか。
「忘れな草」である。
八日と会わせて、当代一級のテナーである。



Non Ti Scordar Di Me - Andrea Bocelli & Plácido Domingo






「言い訳をしてはならじと忘れな草」






歌声の響き、倍音の耳触りの良さ。
その効果としての陶酔感。

どれ一つとっても、一流である。
この歌手たちの生きる時代に生を受けた自分に、感謝する。
今は彼岸の彼方に去った、ルチアーノ・パヴァロッテイもぼくは生で聴く事が出来た。
勿論、三大テナーとして君臨した、ホセ・カレーラスも生で聴いた。

どの歌手も、倍音を響かせた。
体調が悪い時、この倍音で刺激されると生き返る。



人の声こそが、最大の楽器である。



      荒 野人