エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

初の夏日

2016年04月19日 | ポエム
東京は、初の夏日であった。
確かに、歩いていると汗ばんで上着を脱いで歩いた。

昨日は、いつも違うカフェで外でアイスコーヒーを頂いた。
この場所は、なかなか気持ちが良い。

ぼくが参加している「国立句会」の通信の推敲をゆっくりと・・・。
「微睡の刻」通信である。



このカフェは、障害者の施設が運営している。
軽度の知的障害の方達が、珈琲を出してくれる。
とても、爽やかに接客する。

直ぐ傍には、躑躅の丘がある。
まるで円形劇場のように躑躅が植えてある。



空が気持ちよい。
雲が喜んでいる。







「花疲れ君に触れたき時ばかり」







桜はすっかり葉桜になった。
その葉桜のそよぎが、疲れを癒してくれる。
つい先ほどまで「花疲れ」だった。

風と、葉のそよぎが何やらおかしな気分にさせてくれた。
君の臈長けた蠟梅の肌に触れたくなってしまった、のである。
もの狂い、の気候である。



何回も云うけれど、この時期だけの現象。
緑がいかほど重なっても、緑である。
だから・・・翠。

今日は山桜を見に出かける。
山が笑い、やがて滴る。

身も心も芳醇な自然に満たされる。
春色に染まって来よう!



      荒 野人