エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

躑躅

2016年04月24日 | ポエム
躑躅が、盛りを迎えようとしている。
色様々な躑躅をみるのは楽しい。

過日、練馬駅前の躑躅園で出かけた。
「えっ、あったっけ?」
そんな印象であったけれど、実に見事であった。



赤いツツジの花言葉は、「恋の喜び」。
緑の葉を花でおおいかくすようにいっせいに咲くまばゆく赤い花色に対してつけられたのであろう。
白いツツジの花言葉は「初恋」。
純白の花の清純な美しさに対してつけられているのである。







「躑躅山名札の文字の煩わし」







あたかも山のように咲き誇る。
躑蠋山といっても良かろう。



こうした憩いの場は、幾つ有ってもすぎると云う事は無い。
人の心が硬くなっている現在のオアシスは、もっとあって良い。

けれど、次のような行為は厳に慎みたい。



鳩への餌やりおじさん、である。
このおじさん、恥ずかしい気も無く餌をやり続けていた。



鳩同士が、餌を奪い合っている。
翅を広げ、闘っているので。
悲しい・・・ではないか。

おばさんの場合は、もっと凄まじい。
大胆に餌をやり続けるのである。
注意でもしようものなら、大声で反論してくる。

実に厄介である。




       荒 野人