エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

美の山の桜

2016年04月20日 | ポエム
山桜を見に、埼玉県は美の山公園に出かけたのであった。



美の山公園の入口である。

ここは、吉野の「一目千本桜」ならぬ「一目千本万本桜」を標榜する。
確かに、なかなか見事なのだけれど吉野のお山には比べようも無い。
否、比べてはならないのである。



遊歩道と云い、山を借景とする山桜の咲き誇る様と云い・・・。
なかなかに見事である。







「八重桜山の俤母にして」







ゆっくりと歩いて山を上り下りすると、身体中の毒素が抜けていく。
都会生活の汚れた肺も、よりよく浄化されていくのを感じるのである。



こうした山道を歩くのは誠に楽しい。
否、杣道と云っても良いかもしれない。



美の山公園。
都会のオアシスとして、もっと注目されても良いのだ。
これからの季節は、躑躅である。
散策していて分かったのだけれど、紫陽花も数多い。

どの季節も、充分に楽しめそうである。
来年は、句友たちと吟行に来たいものである。



     荒 野人