エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

カノン

2016年10月05日 | ポエム
秋に相応しい曲は、このバッヘルベルのカノン。
しみじみとして、琴線に触れてくるのだ。

ぼくは、秋には必ずこのカノンを聴く。
山野草が花開く時期にも、聴く。
ぼくにとってm季節のメリハリなのである。

秋・・・それが例えば、秋雨前線にうんざりしていてもだ。


パッヘルベル カノン




コスモス畑に、嫋やかな女性がいた。



カメラを構える姿が、嫋やかであったのだ。
畑の一画にチョコレートコスモスがあった。
匂いをかじられる花である。



カカオの潤な香りがする。
正しくチョコレートなのである。







「嫋やかな鋭さの中アキアカネ」







秋茜を捉えた。
ほの赤さが、沁みてくるのだ。



      荒 野人