エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

赤とんぼ

2016年10月08日 | ポエム
赤とんぼが・・・。
台風一過の日、多くの赤とんぼが舞っていた。

偏屈老人は、何時ものように瘋癲であった。



赤とんぼは、瘋癲老人にも優しかった。
優雅に舞って、秋を感じさせてくれたのであった。





~赤とんぼ~ 小鳩くるみ









「雨上がり空いっぱいのアキアカネ」






昨日あたりから、グンと寒さが感じられるようになってきた。
もう冬隣なのであろうか。



もう少し、この可愛らしい姿を眺めていたい。
風に吹かれる様は、赤とんぼならではである。

頼りなげに舞うのだれれど、しっかりと着地する。



その確実な着地は、飛翔と合わせて見事としか云いようがない。
秋が過ぎ去ろうとする、この頃である。



     荒 野人