吾も亦紅なり!
そう叫びつつ,秋を告げる吾亦紅である。
誠に紅であって「そうだね!」と頷いてあげたい。
秋らしい花である。
秋・・・ぼくは必ず買い求めて家に帰る。
その時に憶い出す短歌は,石川啄木である。
友がみな
我より偉く
見ゆる日よ
花を買いきて
妻と親しむ
才能の欠片が光りつつも、世間に受け容れられない哀しさが漂う歌である。
啄木がまた、故郷の訛りを懐かしんだりする辛さ。
おそらく禁断の女性に問いかける・・・死にたくは無いか。
禁断の女性は・・・のんどの傷を見せる。
なんと云う、絶望であろうか。
今日、吾亦紅を見つつそんな事を思っていた。
白い吾亦紅があった。
始めての白吾亦紅であった。
「吾亦紅白い青いと誹られて」
薄みどりの花が、哀しいのである。
吾も亦紅なり、と訴えて欲しいではないか。
嗚呼、それなのに。
吾亦紅は,この写真のようであって欲しいのだ。
そうでなければ,吾亦紅とは云わないではないか。
吾亦白,なんて繪にならない。
秋の風情を、壊してしまうではないか。
けれど、きっとこの白い吾亦紅は辛いのである。
日曜日に投票日であった、二つの補欠選挙。
いつも思う事なのだけれど・・・。
当選者も、惜しくも落選された者も・・・。
選挙期間中に訴えた心情は、必ず実現して欲しいのである。
吾は白だから・・・などと「斜(はす)に構える」事無く政治を志して欲しい。
珍しい花を見た。
そんな事で,少し感傷的になった。
花の名前と、志について考えてしまったのである。
荒 野人
そう叫びつつ,秋を告げる吾亦紅である。
誠に紅であって「そうだね!」と頷いてあげたい。
秋らしい花である。
秋・・・ぼくは必ず買い求めて家に帰る。
その時に憶い出す短歌は,石川啄木である。
友がみな
我より偉く
見ゆる日よ
花を買いきて
妻と親しむ
才能の欠片が光りつつも、世間に受け容れられない哀しさが漂う歌である。
啄木がまた、故郷の訛りを懐かしんだりする辛さ。
おそらく禁断の女性に問いかける・・・死にたくは無いか。
禁断の女性は・・・のんどの傷を見せる。
なんと云う、絶望であろうか。
今日、吾亦紅を見つつそんな事を思っていた。
白い吾亦紅があった。
始めての白吾亦紅であった。
「吾亦紅白い青いと誹られて」
薄みどりの花が、哀しいのである。
吾も亦紅なり、と訴えて欲しいではないか。
嗚呼、それなのに。
吾亦紅は,この写真のようであって欲しいのだ。
そうでなければ,吾亦紅とは云わないではないか。
吾亦白,なんて繪にならない。
秋の風情を、壊してしまうではないか。
けれど、きっとこの白い吾亦紅は辛いのである。
日曜日に投票日であった、二つの補欠選挙。
いつも思う事なのだけれど・・・。
当選者も、惜しくも落選された者も・・・。
選挙期間中に訴えた心情は、必ず実現して欲しいのである。
吾は白だから・・・などと「斜(はす)に構える」事無く政治を志して欲しい。
珍しい花を見た。
そんな事で,少し感傷的になった。
花の名前と、志について考えてしまったのである。
荒 野人