もはや,秋深しなどと流暢な事は云っておられない。
朝晩は,めっきりと寒い。
布団は二枚。
景色も、冬隣に近付きつつある。

いつもの散策路だけれど、通り過ぎる風は冷たい。
風の妖精も、遠慮がちに通り過ぎるのだ。

秋の深まりとともに、いつも現れるヴァイオリン弾きの姿をまだ見かけない。
風邪でも引いているのだろうか。
少しばかり・・・いや相当心配である。
秋の深まりを実感できる、弦である。

「吹きわたる風に微かな秋の色」

見上ぐれば、木の葉はすっかり黄葉している。
平林寺の紅葉も、間もなくだろう。
楽しみである。
今頃だと、紅葉と青さのグラデーションが見事である。
青紅葉の見事さが残っていて、そのバランスが良いのである。
荒 野人
朝晩は,めっきりと寒い。
布団は二枚。
景色も、冬隣に近付きつつある。

いつもの散策路だけれど、通り過ぎる風は冷たい。
風の妖精も、遠慮がちに通り過ぎるのだ。

秋の深まりとともに、いつも現れるヴァイオリン弾きの姿をまだ見かけない。
風邪でも引いているのだろうか。
少しばかり・・・いや相当心配である。
秋の深まりを実感できる、弦である。

「吹きわたる風に微かな秋の色」

見上ぐれば、木の葉はすっかり黄葉している。
平林寺の紅葉も、間もなくだろう。
楽しみである。
今頃だと、紅葉と青さのグラデーションが見事である。
青紅葉の見事さが残っていて、そのバランスが良いのである。
荒 野人